2023年08月05日

稲穂の海をわたる列車 豊葦原瑞穂の国に願うこと(JR牟岐線)


日本の夏でもっとも美しいもののひとつが稲穂の海だろう。里山を吹き渡る風が波のようにうねる光景に熱くなる。外国人のYouTuberが「めっちゃきれい!」などと(ぼくにとってはどこが?と思えるような)景色に感動(したふり?)しているのを見ると、日本の夏は田舎の日常にこそ美の感性が宿ることに普遍性があるようにも思える。

そして稲穂の海をどこまでも伸びる線路をローカル線の列車がコトコトと航海する。空には入道雲、ところどころに民家、畑、竹林、桜並木、神社、ひまわり、石仏など配されている里山の光景は、ジブリ、京都アニメーション、新海誠監督などの日本のアニメで描かれてそれを見た海外の人が感性レクを受けている、のかもしれない。

JR牟岐線は稲穂の海を走る。
DSCF3950-1.jpg

付近の田んぼを歩いてみた。
DSCF3952-1.jpg

DSFT3783-1.jpg

DSFT3788-1.jpg

そのときゴトゴトと音が響いて2両編成のディーゼル車が田園を横切った。
DSCF2821-1.jpg


付近の駅の時刻を調べてみると、奇跡的に20分後ぐらいに走ることがわかった(その次の通過は2時間以上後だった)。

線路の脇に不動明王像があった。踏切を横切る人の安全を願って事故の魔物を寄せ付けない祈願だろうか。
DSCF3961-1.jpg

足下にアマガエルがうずくまっていた。この日照りにこんなところで(確かに日陰側=写真的には逆光=ではあるが)。明王の使いとでもいうのか
DSCF2876-1.jpg

列車は計算された時刻にやってきた。太陽が雲に隠れて光線は平坦になった。
DSCF2862-1.jpg

DSCF2849-1.jpg

人が歩く路にあぜ道が直行し、線路が交わり、山裾に集落が横たわる里山の夏。
DSCF2823-1.jpg

DSCF2829-1.jpg

豊葦原の瑞穂の国への限りない思いをとめられない夏。
DSCF2835-1.jpg

心に響いてきたのはPPMの「500 Miles」。500マイルは時間や距離だけでない「なつかしい隔たり」の数字に思える。
タグ:里山 JR四国
posted by 平井 吉信 at 20:57| Comment(0) | 山、川、海、山野草
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。