2023年07月26日

造形の妙 香東川の後川潜水橋(塩江温泉郷)おもしろい川とおもしろい道


塩江温泉郷を流れる香東川と国道193号線を走る機会は多い。
国道193号線は高松市と海陽町を結ぶ四国東部をさらに半分&縦断する想像もつかないルートだが、徳島県内の山岳部で国道指定が途切れているという。

ああ、あの崖っぷちの道かと、土須峠を超える人ならわかる。国道といわれると険しいが山岳道としてはありふれた道で凍結しない限り危険はない。ただし落石はあり得る。途中で日本一長い剣山スーパー林道を横切るのもおもしろい。

香東川は水量は少なく水も澄んではいないが、讃岐平野を流れる数少ない川の表情をした川で、塩江温泉郷の下流には潜水橋がある。
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国道から見れば、どこに降り口があるかわからない鋭角で接続される(徳島方面からだと進入が困難)。

対岸を見れば香東川を下ってきた道が一軒の民家をすぎて川面に近づき、くるりと向きを変えて橋を渡る。
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橋の直上流に取水堰があり、取水堰の水は堰を下らず橋の下で迂回して接続する支流の後川につながって香東川に注ぐバイパス構造を併せ持つ。
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しかも潜水橋は堰体の下流部ともなっている。潜水橋は水の抵抗をなくすとともに対岸を最短距離ともっとも安い架橋費用で結ぶ手段だが、多目的が重なってねらいが見えにくくなっている。おもしろい潜水橋(兼堰体)だ。
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対岸の道路がここで切れて潜水橋を渡らせるのには理由がある。この田園風景は数十メートル下流では香東川が直角に向きを変えて岸壁に当たるようになり、ミニグランドキャニオンを形成する。おもしろい川だ。
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この崖の上をさきほどの潜水橋兼堰からの取水が通っているように見える。おもしろい用水だ。
posted by 平井 吉信 at 22:08| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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