COVID-19が日常に戻った。言い換えれば、毎日全国で1万人程度が感染して死者が数十人出るのが常態化した(日常になった)ということ。コロナ禍が収斂して(終息ではない)これ以上は感染者が減らないところまで来たということ。
過去のブログで何度も書いているけれど、人類がマスクをはずす生活はおそらくやってこない。もはやマスクは服を着るのと同様、人混みでは日常の風景(必需品)になったことを意味する。(人の少ない野外を除いて)個人の判断で外すことは、自分もしくは家族(高齢者)、もしくは他人の誰かを危険な目に合わせる怖れがあること。
コロナに感染したので免疫ができたという人がいるが、何度も感染する人も少なくない。ウイルスも変異しているし、マムシ毒やデング熱のように2回目以降で重症化する怖れもあり得る。免疫系がウイルスに過剰反応を起こす可能性があるということ。
しかもコロナに関しては、全体のマクロ統計と個人の反応が一致するとは限らない。ワクチンが安全かどうかはその人次第、感染しやすいかしにくいかもその人次第。コロナのmRNAワクチンが100%安全と主張する専門家は一人もいないはず。急性の症状を引き起こすアナフィラキシーショック(アドレナリン注射で改善)と時間を経て体調不良(数ヶ月に及ぶワクチン後遺症)を引き起こす2つのリスクがある。
ワクチン接種は個人の判断ということは仕方ないとして、感染の経路がわかっているのだから個人でできる対策は万全に行っておくべき。それらは感染の苦しみと比べれば苦痛も不便も伴わないのだから。正しいマスクの装着と要所要所での鼻うがい、手指消毒もしくは手を洗うまでは顔に触れないことを心がけるだけでリスクを減らすことはできる。
温暖化と熱帯雨林の開発、それに人々の移動を止めることができない現在、日本など温帯モンスーンの国での熱帯の風土病の発生、鳥インフルエンザが強毒化とともにヒトに感染する変異株への恐怖など、私たちの生活はコロナ以外にも幾重にも感染症のリスクのなかで生きているという自覚が必要である。
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