2023年04月24日

ナガバノタチツボスミレとニオイタチツボスミレ


ナガバノタチツボスミレ(Viola ovato-oblonga)はタチツボスミレのようで葉の一部(茎葉)の先端が尖る。県内では都市近郊の低山に多い。
ニオイタチツボスミレも同様だが、県内ではやや標高が高い場所に多いような気がする。ナガバノ〜と同じ場所に自生することも少なくない。花が終わって葉だけになれば両者の見分けは付かないかもしれない。
まずはナガバノ〜から。

大坂峠にて
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日峰山にて
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ときおり背が高い(20センチ以上)個体を見かける。それらは通常のナガバノタチツボスミレよりもさらに葉先が尖っている。
阿南市深瀬町にて
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とくしま植物園の散策路にて
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もしかしたらナガバノタチツボスミレとタチツボスミレの交雑なのかもしれない。交雑の場合はそれぞれの親の特徴がより顕著に出ることや大型化することがある。上2個体は膝ぐらいまでの高さがあり、交雑の典型ではないか。

続いてニオイタチツボスミレ。色がくっきりと濃いめで花弁の中央が白く抜ける。
佐那河内村にて
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こちらはタチツボスミレとの中間型(マルバタチツボスミレという)
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タグ:スミレ
posted by 平井 吉信 at 22:23| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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