2023年01月22日

脈絡のない庭 時間の積み重ねで「なっていく」空間


庭をていねいに理路整然と造形するのも手だが、いつのまにか生えてきた、もらいものの苗を空いている場所(とはいえ日照や水やりなど特性は考慮する)に植えたりしている。
お陰でネギが生えてきたり(なぜ生えてきたか意味不明)、ノギクがいつのまにか定着したり(ノギクではないのだが種類がわからないのでそう呼んでいる)、ヒイラギと桃が競演(饗宴でもある)したり。まあ、画を見ていただいたらこんなものかと。

スミレ好きを知っている人からいただいたもの ニオイスミレかな?
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葉の陰で心細げに咲いているのでレンズを向けて良いかどうか迷った
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11月25日に初めて咲いてから2か月。ノギクがドライフラワーのように立ちすくむ。これも美だ
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説明は要らないでしょ。猫の額ほどの庭でも小一時間はひなたぼっこで愉しめる。
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雑多、無秩序に見えるなかにもなんらかの意識(人間ではなく植物)が見えたりする。生態系や多様性というと誇大表現だけれど、さりとて放置と手入れの合間で「なっていく」景色。
それが強固な造形になることを、宝暦年間につくられて手を入れられながら3百年近く現存する吉野川第十堰が教えてくれる。

(フジX-T30+XF60mmF2.4 R Macro)
posted by 平井 吉信 at 11:29| Comment(0) | 家の庭
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