休日といってもやりたいことがたくさんあって、なかなか順番が回ってこない。
ようやく本日のタスク20番目ぐらいにやってきた山へ行く時間。
時計は15時にさしかかろうとしているが、いつものこと。
コロナのいまは登山者が下山してからが山を愉しむ時刻と思っている。
近所の山でもあり、勝手知ったる場所で遭難などほど遠い。
(それでも携帯電話や液体絆創膏、食糧と水、ビバーグ用のシート、ヘッドランプなどを持っている。すべて合わせても数百グラムだろう)
中津峰山は徳島市最南端かつ最高峰(773メートル)。ただし標高は小松島市の郵便番号と同じなのがおもしろい。登山口はふもとから、如意輪寺から、途中の林道から数カ所、さらに勝浦町側の星の岩屋ルートなどいくつもあるが、もっとも頂上に近い広い駐車場に置いてここから向かう。
歩く距離はしれているが、午後の遅い時間であっても
日の光が樹木や植物をいきいきと照らすのはこのルートのみ。
こんな天気ですからね

登山口の沢に降りてみる
水の表情に沈黙する



水たまりにはオイカワなのかカワムツなのか

登山口から登り切った台地が牧野ヶ原(と勝手に呼んでいる)
平坦な森に針葉樹(植生ではない)と広葉樹、その樹間の植物の豊かさを見れば
牧野博士なら気に入っただろうと思ったのでそう名付けた。


いいでしょ、牧野ヶ原

牧野ヶ原を抜けると登りになる

今度は針葉樹の森が右手に現れる。これは人工林だが枝打ちができている

次は里山らしい雑木のトンネルが続く。なごみの散策


小さな赤い花が点々と咲いている ママコナ

中腹の展望台 双眼鏡 飛行機雲の3点セット


まだオータムグリーンとはいえない濃き緑



けれど空は秋まっさかり


いいねえ
(結局山腹で森を見ていたら退屈な山頂へ行く気がなくなった。それもよいではないか)

タグ:中津峰山
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