2022年09月24日

晩夏の湿原 歩くほどに立ち止まる

黒沢湿原に通い出して何年になるだろう。
池田町内の人に勧められて行ってみたらますます行きたくなる場所になってしまった。
季節を変えては訪れ、時代は移り変わりながらそこにある風景は変わらない。
これは2022年の八月の終わり頃の記録。

サギソウという植物は鳥が羽ばたく姿の擬態のよう。
地に足が着いた植物は自由に空を飛ぶ鳥に憧れたのではと思っても
そのような意志が植物にあるはずはなく。
もしかしてなんらかの意志(情報伝達経路や感覚器官からの情報を処理する能力)、
もしくは人間の意志を感応することがはあるのかもしれない。
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植物にこちらが意志を持って接しているとそうかなと思える瞬間がときどきあるので。
稀少な植物が「ここにいるよ」といわんばかりに誘導されるような経験とか、
愛でる気持ちが伝わって共鳴しているような感覚とか。

かつてここに自生していたサギソウは全滅したといわれるが
地元の子どもたちが栽培して定着させたもの

エゾミソハギ
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この昆虫にはお手上げ まるで手がかりが掴めない
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さあ歩き出そう
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この木が心に残ってしばらく見ていた 湿原にあるので近寄れないけれど 湿原に影を落とす木陰の涼しさ 
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名前の由来がわからないけれど タチカモメヅルという
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さらに歩みを進める
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湿地には白いスイレン
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この植物の形態も複雑だが美しさがある ミズトンボ
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宇宙人のようなリアルさでいまにも動き出しそうな気がした ツクツクボウシの抜け殻か
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映画のロケに使われた小屋
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湿原の光と水が立ち止まらせる
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高さが3メートル近いコオニユリは見たことはない 二個体が競うように並んでいる
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途中でさまざまな植物に遭遇するけれど一期一会 これからもそのままで
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道はなおも続く ぼくは歩き続ける
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湿原をあとにする
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We will meet again (Queen Elizabeth II)
連邦の人々に寄り添った長き人生の終焉に限りない祝福を。

タグ:黒沢湿原
posted by 平井 吉信 at 20:03| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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