花や庭園が好きであろうとなかろうと、自然であろうと人工であろうと
そのたたずまいに惹かれるのは北川村「モネの庭」マルモッタン。
道後温泉と並ぶ四国のコンテンツの双璧と思っている。
ここは季節によってもそうだが、天候によっても見える光景が違ってくる。
光が織りなす印影と空を映す水と季節の遷移が植物と造形を通して体感できる。
ここに来るまでの風景も非日常感がある。特に徳島県境から室戸岬までの区間の山が迫る海岸線。
いつだったか、写真を撮っていると声を掛けられたことがあり、
ほかの人が見向きもしない場所に良い光を見つけられましたね、と。
岡山から来られたそうな。
岡山から遠かったでしょう―。
いえ、3時間で来ました。
そうか、瀬戸大橋から縦に下って高知の南国I.Cで降りるということか。
(徳島市内から国道55号線で来るのと同じぐらい。ということは徳島市からでも高速が時間距離が早いということか)
というわけで、場内を説明する写真はあるものの、今回はモネの庭の典型ではなく、庭師や作り手が見たときにうれしくなるような場面(目に見えない共感という)を主題とした未発表集の第2弾を。



生きていると実感する瞬間はこんなもの





風の丘という散策路から太平洋が見える



展示物でなくてもそこにある生命感の輝き 生命観というべきか





サボテンはひとつの主題






南仏というか、アンダルシアというか







青いスイレンはモネの憧れでもあった




おもしろい造形をひろってみようか



ウコンの花





おそらく農薬は施していないので蝶やトンボの楽園となっている。理念が明確だよね。







わかるかな、姿隠して片目でこちらを見ている

顔を持ち上げれば丸見えとは気の毒だが生まれたてのカマキリ

若き日の岡本太郎「痛ましき腕」を感じた

盛夏は去りゆく夏(晩夏)へのしばしの過程





(余談だけどフジの初期のレンズはなぜこうも佳いのだろうね=XF60mmF2.4 R Macro)
タグ:モネの庭
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