2022年06月18日

どのようにたどり着くのか? 断崖にすがりつく蜂須神社(つるぎ町端山地区その2)


Google地図を使えば場所の特定ができるし行き方もわかる。ところが蜂須(はちす)神社だけは行き方がわからない。ご住職も言われていたが、ほとんどの人が迷うそうだ。

橋を渡って宮平の集落を端山小学校(休校)に向かう途中で、車があらぬ方向へ向きを変えた。急坂を登り切ると突然視界が開けて貞光川へと下る道が現れる。呆気にとられる瞬間である。地図が読める人ほどぴんと来ない(頭の二次元と現実の三次元が同期しない)。でもこの道は大雨の頃は水没するのではないか。
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道に迷って私有地に入り込むなど在所の人に迷惑をかけないよう蜂須神社までの行き方を書いておこう。貞光川沿いを北から南へ向かっているとする。

@国道438号を南下して木綿麻温泉の標識が見えたら右へ旋回する新道から離れて旧道へ直進
A分岐から500メートルで右手に見える橋を渡る
B橋を渡ると左右に分岐のある丁字路を左へ
C丁字路から170メートルで右へ上がる急坂を上がる
(蜂須神社は川沿いにあるのでまっすぐ川沿いに走りたくなるが、端山小学校で行き止まり)
D道なりに急坂を登り切ると右ヘアピンカーブがあって貞光川へと下りていく(一本道)
E川沿いに進むと蜂須神社前の空き地が見えてくる(1〜2台分)
(帰りはUターンするが、車輪を路肩に落とさないよう注意)

ようやくたどりついた貞光川沿いの断崖に埋もれるようにその神社はある。
ご祭神は八千矛命だそうだが、由来はわからず、なぜこんな断崖と水没リスクのある場所にあるのか。
新道がトンネルを越えると左手にチラリと見えるが、新道ができる前までは地元の人以外に存在すら知られることはなかっただろうと思える。
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神社の屋根には落石と思われる痕跡がある。ヘルメットがあったほうが良いが、上を気にしながら短時間で切り上げる
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この道はおそらく行き止まりだろう。
中国の桂林(行ったことはないが)に例えられそうな風景を背に国道438号まで戻っていく。
posted by 平井 吉信 at 22:28| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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