2022年05月30日

四国カルストで見えたキスミレ

心の動きを言葉に変換できないときがある。
草原の新緑はかくもまばゆいものかと、滋味深い萌える輝きが沁みてくる。
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稜線から少し下がったところにある源流のブナの森である。
ブナ林の新緑はいずこも美しいが、ここは格別なようである。
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心だけでなく車までが新緑色に染まってしまった。
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車を止められる広場があっていそいそと草原を歩いてみた。
(あまり人が歩いた痕跡はない)
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きっと見つかる、という願いにも似た期待と、空振りに終わるかも、という期待値を下げる心の予防とのせめぎ合いで、現地に行ったもののまったく見えなかった(ので諦めかけたのだが)。

誘われるように迷い込んだ草原の一角で一輪のキスミレを見つけた。ちょこんとぼくを見上げるようで植物と人が出会った感じ。でも感応しあっている気がする。じんわりと来るような。
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キスミレが見つかると今度は石灰岩の上でイワカガミが見つかった。こんな色彩と造形の植物はなかなかないだろう。
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キスミレ以外のスミレはタチツボスミレがあったが、巷にありふれているこのスミレもここでは分布が限られている。白いスミレではニョイスミレとフモトスミレがあった。写真は後者。
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おそらくカルストのどこかには同じく草原性のサクラスミレが咲いていると思われるが、それは来年の歓びということにして。

笹で覆われた稜線から少し下ると沢の源頭が至るところにある。そこからさらに下がるとブナの森の源流帯となって四万十川や仁淀川へと流れていくのだろう。
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近隣はなだらかで明るい山容。それでも標高は1,200〜1,500メートル前後の山々が連なる。
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山腹にツツジ(ツルギミツバツヅジ)の群落が見られる場所もある
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黄色は幸福の象徴ともいわれる。キスミレがこの地でいつまでもひっそりと生きていけるよう、また、人のいとなみもおだやかでいられるよう祈りつつ。
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posted by 平井 吉信 at 23:37| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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