通りすがりに県南部を見て開花を記録したもの。
●とくしま植物園の桜(この写真だけは3月中旬)
ここは桜というよりも植物全体を見に行くところ。自生しているノジスミレやナガバノタチツボスミレも愉しみ







●立江の夫婦桜
知人が所有する敷地内に咲く樹齢百年の日本の桜を県道から眺めたもの。棚田を控えた丘陵に存在感を持っている。午前中の光の対照(地面に落とす影との対比)が美しい。桜の木の風格は県内でも有数だ。



●岩脇公園(桜づつみ公園)と桜馬場
幼い頃からなじんだ場所。公園の池はその昔、葦が繁るどんがん淵と呼ばれていた場所で近づくなと言われていた。確かアユの養殖施設もあり北岸用水からの引水で土手の下をくぐって那賀川へ放流されていた。この場所が船を浮かべた池に装いを変えた。もともと水深は浅いが今年は特に水量が少なくボートは中止となっている。







これは水量が多いとき(2018年)


桜馬場は子どもの頃、アブラゼミをよく穫った場所。那賀川の土手から親戚宅まで駈けていく途中で遊んだ。当時は自転車に乗ったおじいさんがチリンチリンと鈴を鳴らして「うまいキャンデー」と売りに来ていたな。ニッキとハッカの味があった。

●阿南西部公園(阿南市)
子どもの遊具を備えた丘陵に植えられている桜。駐車場も数カ所あり、子ども連れの花見に適している。


●熊谷のしだれ桜(阿南市)
個人のご好意で開放されている場所。時期になると周辺に臨時の駐車場も設けられる。




でもぼくが好きなのはヤマザクラ。葉が陽光にきらめいて花とともに風に揺れる風情が好き。明るい話題はないけれど、桜は人の心とは無関係に花を咲かせる。
タグ:桜
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