2021年08月02日

SARS-CoV-2は恐ろしいが もっと怖いのは対策があるのに実行しない政府  自分で守るしかない


2019年秋に出現したSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)をもたらした。当初楽観していた人たちも春先の緊急事態宣言(ぼくも仕事がなくなった)、さらに気温の上昇とともに感染(季節性の風邪とは異なる)が拡大した。

当初は軽症で済むといわれていた若者も重症化したり、後遺症が数ヶ月もしくはそれ以上にわたって続くなど生命が助かっても日常生活を以前のように送れないつらさがある。

そしてSARS-CoV-2 Delta varient(デルタ株)が出現するに至ってさらに段階が悪化した。感染者はワクチン接種を終えている人が多いという結果も見えてきた。
https://www.cdc.gov/media/releases/2021/s0730-mmwr-covid-19.html
https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/08/09f116d314ea1a13.html

ワクチン接種で行動範囲を拡げたりマスクを付けなかったりなどの行動変容があったことが推察される。身の回りでも副反応に苦しむ人たちの生の声が身近に出回り始めた。抗体依存性感染増強の怖れについても否定できない。もしそうであればワクチン接種が仇となって感染や重症化のリスクを高めることとなる。

ワクチンの評価は現時点で行うとしたら有効性は高いが、安全性は確保されていないということだろう。現時点でワクチン接種は利点よりもリスクが高いとぼくは判断した。

このブログで度々感染対策に言及しているように、簡潔に要点を記すと次のようである。
・外出から帰ったら、もしくはおかしいと思った相手と瞬時でも接したら、ただちに生理食塩水もしくは食塩水による鼻うがいを行う。
・外食は行わない。安全対策はステッカーでは決して可視化できない。ぼく自身が考える基準は気配りのある店舗に限り、Co2センサーで700ppm未満、もしくは1人1時間当たり50立米の換気能力程度を満たしていることが可視化された場合であって、必要に迫られてごく短時間だけにとどめる。
・それでも外食は避けたほうが賢明。そのため弁当をつくって持参するが、そのための業務用の水準の食中毒防止対策(弁当づくりと保管時の時間及び温度管理)が必要。
・マスクは不織布マスクで隙間がないか頻繁にチェックを行う。ただしマスクに手を触れないなどの作業はコロナ病棟での措置であって一般にはその水準の安全確保は不要。それでもマスクに手を触れたら高濃度アルコールでその場でただちに手指を減菌しておくことは鉄則。
・スーパー等で食品を買ったらすべて水洗いもしくはアルコールによる清拭を行う。水洗いとはビニール包装等で洗えるもの。野菜の袋入りなどは隙間があるのでアルコール清拭、紙の箱も水濡れは避けたいので同様。
・睡眠時間の確保
・マスクをつけていても大声で話さない。2メートル程度の物理的な距離を取る。リモートが可能であればなるべくそれで意思疎通を行う。
・車のハンドル(ウレタンはアルコールで、革巻きはアルコールは避けて水拭きもしくは次亜塩素酸水)、携帯電話やスマートフォン、財布、決済用カードは使用の度にアルコール清拭。現金決済はなるべく避ける(それが原因と思われる感染例を先月に身近で観測している)。携帯用のアルコールスプレーはいつも肌身離さず持っておく。

ここに挙げているのは最小限の不可欠な行動に限定している。ワクチン接種をしていてもこの水準は確保しておくべきことである。

以前にも書いたが、ワクチン接種をするかしないかは自己判断(自己責任)。科学的な根拠のある論文や根拠、起こっている数字(客観的な証拠)のみから判断を行っている。ワクチンを打てばそれで終わると考えているダメ内閣のいうとおりにしていたら自分の生命が危ない。専門家は口を貝のように閉ざしているが、遠くない将来に振り返ったとき、どの行動が正しかったかはっきりすることと思う。

これはぼくの信念なので書くけれども、コロナが収束することはないと考えている。なぜなら新型コロナウイルス感染症が出現する根源の理由が明確であること、及びその対策が行われることはないと考えられること。
それは熱帯雨林への人の活動による侵食とそこで未知のウイルスに接して移動というヒトの社会のあり方そのものが問われているから。温暖化も感染症の蔓延を後押ししている。結局は人間の社会活動そのものがパンデミックを引き起こしているのだ。

ほんとうに政治が収束させようと思うのなら経済活動を一時全止めしてベーシックインカムで全国民に同じ給付を行って生活を支えること。仮に半年続けたときに劇的な成果が得られるとしたらこれがもっとも確実なコロナ対策(経済政策)ということになる。

いま必要なのはワクチン接種に依存することではなく、科学的な根拠で着実に感染対策を積み重ねていく人々の強い決意(意識)と行動があること。
晴れた日に雨傘を持つ慎重かつ根気強い行動こそ必要。悲観的なシナリオを描いて生きていける人こそ、もっとも楽観的な人かもしれない。

まとめると、
・ワクチン接種は全体的には感染拡大の防止に有効だが、まだ未確定要素がある。
・ワクチン接種後の副反応が軽微なこともあれば重篤な場合もある(一人ひとり反応が異なり予測困難)。
・ワクチン接種者の感染例が増えている以上、接種の有無にかかわらず感染対策は従来以上に強化すべき。
(接種後こそさらに引き締めて感染対策を行うべき)
・現時点ではかつてないほどSARS-CoV-2亜型による感染症の脅威が高まっている。

タグ:政治経済
posted by 平井 吉信 at 00:41| Comment(0) | 新型コロナウイルス対策
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: