2021年08月01日

クラフトコーラ


クラフトコーラというのが流行しているという。クラフトビールと違って酒類製造免許は不要で保健所の許可(清涼飲料水製造業)が下りればクラフトコーラ作家として起業する人も少なくない。炭酸+香辛料+砂糖果汁だから設備投資が不要という手軽さがある。カフェのメニューに加えるオーナーも増えている。確かにカフェでオリジナルのクラフトコーラがないと、あれっと思えるほどだ。

まずは入手しやすいポッカの「SPICE FACTORY ザ・クラフトコーラ」をクーラーバッグに入れて持ちだした。夏の午後に木陰で飲んだらいいだろうと思ったので。香辛料としてはナツメグ・カルダモン・クローブ・シナモンなどが入っているという。
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特にこれといった特徴はないが清涼飲料水としては及第点だろう。
最初の感覚は悪くない。滋味すら感じるぐらいで身体に吸い込まれていく。が、問題は飲み終えてから。数分経っても後味の悪さが残る。これはおそらく人工甘味料のしわさだろう。
カロリーとコストを抑えるためだろうが、風味に関しては砂糖のほうが圧倒的に良い。
そもそも清涼飲料水を飲むのに砂糖の採りすぎを気にする人は少ない。気にする人は最初から近づかないからだ(飲まないのに越したことはないが、程度の問題ということで)。

清涼飲料水は登山時の糖分と水分の補給と思ってぐらいで日常生活で飲むことはほとんどない。ビールとて数年に1回飲むか飲まないかだ。ここ2年では飲んだ記憶がない。アルコールには強い体質ですぐに分解してしまう。若い頃は仲の良い友人たちと近所のレストランでビールを14本飲んだことがあったが、そのときでも目を閉じて片足で立つことができた。いまはビールは飲みたくない(クラフトビールは除く)。愉しいときにアルコールを体内に入れるとせっかくの愉悦的な気分を下げてしまう。逆におもしろくないときには不愉快を増幅するのでビールには近づけたくない。

アルコールを不快に感じない0.0%の「龍馬1865」は別だ。風味で選べばこれになる。上品なのど越し、適度な酸味、余韻を引かず吸い込まれる感覚はプレミアムクラスも含めて量産ビールにないもの。繊細な和食であっても邪魔しないのはこの製品だけかもしれない。0.0%だとビールと呼称できないし酔えなくてつまらないという思われる方、先入観を捨てて自分の体内の変化を感じ取ってください。きっと驚かれますよ。ただしこの味がおいしく感じられない方、健康の指標となる各数値が悪化していませんか?(健康診断の数値は数十年にわたってすべて正常値というぼくの味覚で判断しています)
→ 龍馬1865の入手はスーパーセンター徳島店(マルナカ新浜店)で可能

クラフトコーラは飲めそうなカテゴリーと直感した。コカ・コーラは癖のある独特の臭いでで飲みたいとは思わない。強いて言えばウイスキーで割れば飲めるかもしれない。ポッカのクラフトコーラはコカコーラに比べると飽きない風味となっている。これは再度買ってみたいと思った。でも買ったとしても3本目はないとも思う。人工甘味料の後味が数時間残るから。なぜ砂糖を使わなかったのだろう。

クラフトコーラは無印良品、成城石井、モスバーガーからも発売されているようだ。
posted by 平井 吉信 at 23:49| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ
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