2021年07月15日

ママコノシリヌグイと木陰 


仕事で半日、日和佐に滞在する昼、いつもの場所に来て弁当を食べようとする。
クルマを停めてエンジンが止まると音が聞こえる。
どこまでも続く浅瀬と蝉時雨、
そして河畔の小径を歩く足音は自分。
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緑は緑色ひといろでない。これだけみどりが集まって集合体となるけど個々のみどりは違う
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昼食前の散策をしているつもりが、やはり立ち止まってしまった。
桃色の媚態を投げかけるその花の名は「ママコノシリヌグイ」。
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は? 意味がわからないけど、そうやって理不尽な名前を覚えさせられた。
今頃咲いているあの可憐な花だって、ヘクソカズラ。ぷうっ

そこへハナアブが飛んできた。
周囲を飛んで花弁に止まる。
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そして飛び立つ。
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ただそれだけのことをブログに書くなといわれそうですが、
平日の午後の情景ということで単なる記録ということで。

でもここで昼寝するって良い感じ。
(クルマを停めた場所も木陰だよ)
文字にすると「河畔の木陰」などと文学になってしまうけど。
せせらぎが窓から忍び寄るほかは誰も来ない場所だから。
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追記
ヘクソカズラは、英語でもSkank vine(スカンクの蔓)、Stink vine(臭うカズラ)などとひどい言われ方。
それでは中国語ではと見てみたら、鶏屎藤(ニワトリの糞尿の藤?)。
ところが地方によっては田植えする娘がかぶる笠に見立てて「早乙女花」、「早乙女蔓」、などと呼ばれることがあるらしい。これからはサオトメカズラと呼ぶことにしよう。
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乾燥させれば薬草にもなる優れものだとか。
タグ:昆虫
posted by 平井 吉信 at 23:17| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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