ダンゴムシは凹凸のある地面でもなめらかに移動していく。
けれどもし高齢化して足が動きにくくなったらどうなるだろう。

そこでダンゴムシのためにクルマを用意することとした。
候補は3つ。
@軽トラック(4WD)
Aプリウス(ハイブリッドFF)
Bフォレスター(AWD)
高速道路を巡航することはないがオフロードの走破性が求められるだろう。
すると@かB。
狭い場所だと@。車重が軽いのとホイールベースが短いので悪路に強い。
さらに悪路になると4輪の制御とアプローチアングルのあるB。
ヒト:どれにしますか? ダンゴムシさん。
ダンゴムシ:そうだな、仲間のダンゴムシを轢かないようアイサイトが付いたスバルにしよう。
ヒト:アイサイトはダンゴムシの世界まで噂が広がっているのですね。
ダンゴムシ:人間のWi-Fiをうまく拾ってインターネットにつないでいるからね。コロナやワクチンの話、オリンピックや阿波踊り、ショーヘイオータニさんのことも知っているよ。
ヒト:何かご意見や助言はありますか?
ダンゴムシ:簡単な考え方を採用しないで複雑なしくみを使おうとしているね。そうじゃなくて数ヶ月でいいからヒトの移動を止める。その間の経済的な損失はすべての個体に補償するので誰も困らない。前提条件を設けて計算して一定条件に給付ではスピード感がないこと、配布の間接費が増大すること、さらに申請性ではほんとうに必要な人に行き渡らない。補助金も申請の巧拙と必然性が比例しないし制度設計と審査の費用と手間がかかる。国全体で見たら補助金は誰もシアワセにはしない。
ヒト:そうなんですか。
ダンゴムシ:さらに消費税を撤廃することで生活者の支援ができる。生活者とはすべてのヒトを含む。そこには金持ちも貧乏人も人種も性別も年代や国籍の区別もない。そして所得税の累進強化でお金が余っているヒトから徴収して所得の再分配と公正な運用が簡単にできる。だから所得の高い人ほど社会貢献ができて尊敬もされる。中抜きのパソナや電通が会計検査の対象にならないのは解せない。いまだにオリンピックやら阿波踊りをやろうとしている。人間は馬鹿だね。
ヒト:ダンゴムシさん、首相やら知事やら市長になってくださいな。
ダンゴムシ:考えておこう。
朝からダンゴムシとそんな会話をしていると
スミレがまだ咲いていることに気付いた。





雨上がりの庭はきな臭いニンゲン界を映しながらも季節の遷移とそのなかでの生き物の営みなど自然の摂理を愚直に励行している。
タグ:昆虫
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