とくしま植物園は仕事の帰りにでも立ち寄ってみたくなる。
動物園を見下ろす丘に植物園があるため
観覧車が木立や植物ごしに見える。



観覧車…自分がどこにいようといずれ原点に戻ってくる。
どこにいるかを詮索する(悩む)よりも
自分がいまいる場所(置かれている状況)が宇宙のすべてなんだから。
うれしいもかなしいもなく、そこにいることがすべて。
緑に映える観覧車はコロナ下の人々の希望を象徴しているかのよう。


これは、マリーゴールド。
あいみょんの楽曲のイントロを聞いてこれが2018年にリリースされたとは思えない。
どうでもいいけどなんだかわからないけどとりあえずやってみたかったことなんです…
そんな感じじゃなくて
力強い、ふっきれている、一途さがみなぎっている。
そしてさみしさを甘酸っぱく抱きしめている。
ぽっと頬を染めてすっと立ち尽くす。
ああ若さの特権、生きていることの快感。
これって、aikoのカブトムシを聞いたときのような心境。
アルバム全編だと付き合いきれない気がするから
アルバムではなくシングルを買ってみようかと。
(aikoのときもそうだった)
きれいに響かせようとしないから佳い声をしている。
「痛ましき腕」の輝きにも似て。
でも作詞はどうかな?
感性のひらめきを思いつくままに散りばめているけれど
歌の世界観はもっと職人的に組み立てたほうがいいのでは?
スピッツのチェリーとは似て非なるものを感じる。
抽象と具象を行き交ってもそこに断絶を感じるか感じないか。
でも感情の揺れは十分に伝わってくる。
それは彼女の声の魅力。
(インストゥルメンタル盤を聴くと声がないとまるで聴く気にならないことに気付く)
この歌に共感する若い人たちの気持ちがわかる。
それはなぜこんな時代に生きているんだろうという声にならない反目のように。
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