2021年05月04日

太古の生態系の面影を残す渓流


ある場所への人数が限られるというのは感染症や駐車の問題ではなく
生態系の保全という意味から。
その意味で匿名な地名はご容赦を。

徳島県南部のとある支流では豊かな生態系が眼前に展開して息をつくまもないほど。
人家はなく川の水をそのまますくって飲めるのではないかと思われるほどの水が無造作に流れ
(現実には寄生虫などがあるのでそうとは限らない)
巨大な植物群が繁りかつては妖怪の伝説もあって人々が近づきがたかった。

そんな場所にやって来たのは春のすみれを見るため。
まずは森に包まれた渓流を。
意外にも平坦な渓流で奥入瀬渓流と似ている。
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稀少な動植物も存在するが、きょうはコミヤマスミレ。
湿った薄暗い場所を好むスミレ。
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萼片が反り返るのが特徴
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全身毛に覆われた感じでこの渓谷でもこの場所しか見かけなかった。

サナエトンボの仲間のクロサナエ。
源流域に生息する種で羽化して間もない。
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野バラに寄ってくる蛾を捉える黄緑色のクモ
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渓谷の植生では巨大化が目に付く。
このシダも太古の時代に迷い込んだのかと思えるほど大きい。
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本州にいる人はあまり見たことがないらしいが
四国には至るところにある
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(宇宙人と間違えて矢追さんに通報しないでください)

渓谷にはヒメレンゲがまっさかり。水に濡れそうな(流されそうな)場所で咲く
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誰にも遭わずに一日過ごしたいとき生態系の邪魔にならないようそっと訪れる。

posted by 平井 吉信 at 12:42| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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