2021年05月04日

線路も道路も走る汽車に乗って海沿いのまちを訪ね歩く(DMV予告編)


日本で初めてです。いや実用化は世界で初めてだとか。
イベントではなく日常の足、旅行者の足として。
それはDMVという。
デュアルモードヴィークル
阿波海南駅のモードインターチェンジで道路用から線路用へと転換し試験走行を開始する。
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DMV-1号、2号、3号とあるが、これは「未来への波乗り」とも名付けられた1号。
ほらサンダーバードみたいじゃないか(関西と北陸を結ぶ特急じゃなくて60年代の国際救助隊が活躍するあのマリオネット劇ね)


(阿佐鉄チャンネル)

本日は阿佐海岸鉄道にご乗車いただきまして誠にありがとうございます。
社員一堂、徳島の住民とともに心から歓迎いたします。
本日は運転手兼ガイド兼写真係兼乗務員の平井吉信がご案内いたします。
このDMVの列車は阿波海南文化村を出ますと、
「阿波海南駅」でモードインターチェンジを行って線路に上がります。

その後、「海部駅」、「宍喰駅」と線路を走ります。
海部駅の手前には「ネコのない笑い」(a grin without a cat)というアリスの不思議な国にも似て
山のないトンネルという景色がございます。
(申し訳ございません。画像は見たときの驚きのためにご覧になれません)
海部駅から宍喰駅にかけては風光明媚な場所を
トンネルと海岸が交互に続く景観をご覧ください。
宍喰駅ではイセエビ駅長が手を長くしてお待ちしております。

宍喰駅を出ますと甲浦駅、
さらに白い砂浜で知られる白浜海岸が目の前に広がる「海の駅東洋町」へと進んで参ります。
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こちらでは魚の惣菜や弁当をお買い求めいただけます。クーラーボックスご持参の方は地元の鮮魚もお持ち帰りください。
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終点はすべての部屋から海をのぞむホテルリビエラししくいのある「道の駅宍喰温泉」です。
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満月の夜には海から昇った満月が波間に揺れる姿はアラビアンナイトも顔負けの絵巻物が繰り広げられて息を呑むほど。
灯りを消して満月が明滅する海原を眺めているとこの世ならぬ心地がいたします。
若いお二人のために、またそうでないお二人のためにも、夢のようなひとときをお過ごしいただけます。
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さらに土日祝日は1便のみ、海の駅東洋町からさらに室戸岬方面をめざして太平洋を眺める日本最高の路線をお楽しみいただきましょう。
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夫婦岩という巨岩です。近くにはドライブインを冠した海鮮食堂があります。
(夫婦岩には停車いたしません)
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続いてローカルのサーフィンポイントの尾崎
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岩礁が多いため注意が必要ですが、ハワイのノースショアのような雰囲気です。
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(尾崎にも停車いたしません)

むろと廃校水族館に止まります。
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こちらでは、プールでハンマーヘッドと青いサバが遊泳しています。
(シュモクザメともいいますがサバを食べることはないようです)
活きているサバはこのようなトルコ石のような青だとご存知でしたか?
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ここは学校ですから体育もすれば理科室もあります。
(跳び箱のなかにいるのは生きたウツボでしょうか)
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図書館の書棚にはクジラの骨格標本が泳いでいます。
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しばらくは光の幻想とでもいうべき館内の展示をごゆるりとご覧くださいませ。
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室戸世界ジオパークセンターで室戸岬周辺のジオパークの情報をいただきましょう。
休憩にも好適です。
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室戸岬(四国の東南端)です。
空海の話、亜熱帯の植生や稀少な植物、岬でありながら渚のあるジオパーク地形、緑むせかえる遊歩道と奇岩。奇岩に祈願する岩もございます。深海が近いことから水揚げの多いキンメダイを使った金目丼はいかがでしょうか。あまりにも魅力が多すぎて数枚の写真で語れません。
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海の駅とろむ(イルカがお待ちしています)に止まります。
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未来に向かって進んでいきましょう。
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それでは空と海の旅をごゆっくりお楽しみください。

波乗りではなく悪乗りが過ぎたようでございます。
クレームは本ブログの投稿欄からどうぞ。

とにかく線路方式で実現できなかったことで空海も喜んでいるでしょう。
(彼は室戸岬まで自らの足で辿った。現在の国道55号線が通る海沿いの道はなく尾根を辿ったのではないか)

室戸岬関係の情報はこちらのタグから

海部川関係の情報はこちらのタグから
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どちらの記事も見たら行きたくなるので見ないことをおすすめします。
それではよい連休を。
posted by 平井 吉信 at 11:57| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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