2021年02月12日

たまたま出遭った「運命」(ベートーヴェン交響曲第5番)


ラジオからふと流れてきたのは「運命」。
久しぶりに聴いた。
いい曲だな。

もっとも20代のぼくはこの曲と格闘するかのごとく没頭していた。
自分ならここをこう演奏するなどと。
(レコードとCDは20枚以上はあると思う)

仕事中に気軽に聴いてみようとYouTubeを探したらもちろんあった。
でも、こんな演奏に出会うなんて。

朝比奈隆/NHK交響楽団
https://www.youtube.com/watch?v=K_nrwuWRLIc

大河を渡る古武士のような風格。
弦の滋味豊かなカンタービレの厚み、古色を帯びた金管の重厚な魂の響き、
技術を超越して音楽に巻き込まれる。
第2楽章の出だしからして高貴な風格が漂う。
(全盛期のベーム/ベルリンフィル以上かもしれない。N響は指揮者によってはこんな音を出せるんだ)
ここ十数年のヨーロッパの指揮者でもこれだけの広々とした運命は演奏できない。
感染症で苦しむ社会に降り注ぐ慈雨のようだ。
CD化されないかな?
posted by 平井 吉信 at 14:05| Comment(0) | 音楽
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