土曜日も仕事が入っていたので、日曜日には溜まった家事をてきぱきと。
部屋の掃除に始まり、切れていた電球の交換と接点清掃、精米して炊飯(うちでは炊飯はぼくの役目。きょうは有機農園小七郎さんとこの玄米を五分づきに精米。十分に浸水して玄米でも良いのだけれど)。
それが終わるとゆこうの絞り、さらに夜の仕込み(豚のブロック肉、タマネギ、ニンジン、シロイモをスロークッカーに仕込む)、そして今週の仕事での資料づくりなどをやっていると午後の遅い時間に。
前日から降り続いていた雨はあがり曇りの天気となった。
買ったばかりのレンズ(XF23mmF1.4 R)を持ち出したくなって近所のとくしま植物園に出かけた。
今回はX-T2、フィルムシミュレーションはすべてProNeg.Std。
ここは短時間の散策で路傍の山野草や樹木に目を留めながら丘を上がっていく。
早咲きのすみれに逢えるのではとの淡い期待もあったがさすがにまだ早い。
散策路(f4、1/32秒、ISO320)
夕方近くの曇りの光線であったが立体感がある。そして自然だよね。

(ただし今回はWBオートの設定。フジはこの設定では緑がくすむ傾向があるので太陽光の設定が結果が良い)
丘の上までやってきた(f4、1/120秒、ISO200)
繊細かつ画面の平坦性が良い。記憶にある景色が蘇る

雨に打たれた常緑樹の葉(f4、1/34秒、ISO320)
画面中央部を拡大してわかったのは細い蜘蛛の糸が画面を音もなく張り詰めている。
葉の存在感が主人公だけどディティールの豊富さはXF35mmF1.4 Rでは描けないところ。

花壇の植栽(ハボタン)があでやかで印象的だったので
(f4.5、1/60秒、ISO200)
近接領域でも崩れないのはXF23mmF2との違いかも。

写真を撮るために撮っているのではなくこのハボタンに心ひかれたから。
プロネガはこんな被写体を活き活きと写す。もちろん飽和しない。
X-T2の第3世代の画像エンジンは最新の第4世代と比べて色再現性が鮮やかなのも要因。
(f2.8、1/90秒、ISO200)

近接して開放でも不自然な感じがしない
(f1.4、1/450秒、ISO200)

生きていくのが愉しくなるというか前を向きたくなるというか
自然界の持つ色彩は無限の遷移を持つけれどそれを受け止める人の心のひだも同じ
(f4、1/56秒、ISO200)

花火が咲いているかのよう(f4、1/40秒、ISO200)

このレンズ(XF23mmF1.4 R)は近距離で開放からF4ぐらい、中距離以上ではF4〜F5.6が得意なのかも。
XF35mmF1.4 Rとは描写の傾向が違う。あちらは低周波のコントラストに特徴があるようだけど、XF23mmF1.4 Rはさらに描写が繊細かつ階調が豊富。高周波の再現性はこちらが高いようだ。
撮影時刻は16時55分。これから帰って朝の仕込んだ料理の味付け(微調整)を行う。
(→ガラムマサラを足しただけ。やはりおいしかった、としかいいようがない口福感。写真は撮ってないけど)
タグ:とくしま植物園
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もう何年も行ってないですから、また寄ってみてもと思いました。
この日、スミレは見かけなかったけれど、ホトケノザが咲いていました。
あと1〜2か月もすればスミレと桜の季節。丘の上に立って春を眺める日もそう遠くありません。