このところ県西部へと足を向けることが多く
わずかな時間の道草で国道192号線を石井町から旧道へと入っていく。
途中で印象的な神社があった(石井町浦庄)。
写真の右側には葉を落として冬支度のイチョウの大木。


斎大明神と読める。

旧道を進むと目前に見える小山をめざして田んぼの細道を抜けていくと
向麻山(こうのやま)公園の上がり口があった(あとでわかったが東側にしか上がり口はない)。
山頂には広場、銅像、釈迦如来の石像などがある




山頂から眺める吉野川中流域の平野

向麻山の名は麻植郡に由来するものと思うが、鳴門の大麻山と向かい合うという説もある。
標高92メートルの低山ながら桜やツヅジの名所となっている。
直下に田園が広がり、その向こうに国道192号線が指呼の間にある。
眼下の田んぼに盛り土があり木が植えられているのが印象的。
小さな墳墓のようにも見える。

季節は夏だが、国道から向麻山は田園の向こうに見える。
麓には麻名用水が流れている。
右奥に木陰をつくっている場所がある。

近づくと樹木と五輪塔のようだ。背後にあるのは向麻山。これが山頂から眼下に見えていたのだ。

向麻山公園から車で20分ほど西へ行くと上桜公園(吉野川市川島町)。ここも初めての場所。
散策路とスポーツ施設と公園の組み合わせ。まず飛び込んでくるのは大正池。

池のまんなかを桟橋でわたって対岸へ行ける

そこから散策路が秋の色濃く歩みを進める



もう少し歩みを伸ばせば水神の滝という滝があるが時間がなくなってきた。
それは次回に。
この日立ち寄った先は地元の人の憩いの場。
静かな歩みにはおだやかな日々に立ちのぼるささやかだけれど本質的な幸福が見える。
タグ:神社仏閣
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