2020年10月下旬のこと。
所用で室戸岬を通過する際に車を停めて海岸を散策していた。

秋の終盤でも花はちらほらと。


おそらく一年中何らかの花が咲いている場所だと思う。
ハマナデシコの調った株が目に入ったので近づいてみた。

すると見慣れぬ甲虫がいる。
体長は3センチ弱か。大きさを感じる。


背中はオレンジだが、腹はあざやかな原色蛍光色のピンク。ハマナデシコの花弁より色が濃い。
(未知の南方系の甲虫だろうと考えて生態的に珍しいのでコマを多めに撮影)






帰宅してオオキンカメムシと知った。
室戸岬と足摺岬が越冬先となっているようだ。
岬を歩いてよかった。


オオキンカメムシはいいが。見知らぬ生き物が人知れず生きている。
(ウイルスは宿主に感染して増殖するので生物ではないが非生物とも言えない)
そのことを世界中が体感した一年だった。
(フジX-T30+XF35mmF1.4 R)
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