2020年10月03日

中国茶 向き合うことがたのしみで


神山町の中国茶専門店「杉香庵」(さんこうあん)を訪れて
店主の石田佑史さんのお話を伺いながら中国茶を香った。
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ここは喫茶ではなく試飲を行う場である。
(お金を払えば中国茶が出てくるというわけではなく、中国本土と同様に試飲を行って茶葉を購入するやり方。気に入った風味があれば買うも良し、なければ買わずに出て行くのも良しという考え方)
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店の外装も店内も石田さんのあつらえという。
大河が運んだ流木が茶卓を載せる机となっている。
その感性、仕上がりの自然さに呆然とする。
さらにすばらしいのは茶を淹れる石田さんのたたずまいだ。
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かつて千利休が茶を点てる姿に戦国武将たちも気押されて畏敬の念を感じたという。
石田さんは終始笑みを絶やさない。
気取らずムダのない動きで悠然と入れてくださる。
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その際に身体の体幹がすうっと天につながっているかのような凜々しさと
石田さんの意志で悠然と運ばれる時間の流れがあたりを祓うようで
おだやかな自然体の安心感を覚えるとともに、すがすがしささえ感じる。

店内には時を経た古の茶葉(非売品)もある。
数万円の茶葉もあれば百円の茶葉もある。
そして周囲を山に囲まれ神社に隣接するこの場所で感じる気配、
茶器に残されて鼻腔を漂う茶の残り香。
飲むほうも悠然と啜る。

晴れた秋空とそれを囲む野山を観じながら
この場にいられる歓びがある。
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杉香庵については以下の記事を参考に
悠久の時間に浸る杉香庵 中国茶(白茶)を神山で味わう

追記
石田さんはときどき鮎喰川に翡翠を拾いに出かけられるという。
この土地の自然と一体となっておられる方である。

タグ:神山 杉香庵
posted by 平井 吉信 at 20:53| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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