2020年07月11日

美しい日本のむら景観百選 赤松地区と赤松川を歩く(美波町)


中学校の頃、勉強の合宿に訪れたのは赤松川(那賀川支流、日和佐町)のほとりの円通寺。
朝は勉強をして午後からは徒歩3分の赤松川で泳ぐ。
水は冷たく唇はすぐに紫色になるのだが
女の子たちが見ているのを確認して
(さも彼女たちに無関心に無愛想な表情を浮かべて)
淵の岩から高い跳躍で飛び込んで見せる(という少年のパフォーマンス)。
当時の文理中学は人数が少なかったので学年を織り交ぜてそんなこともあったのだ。

ぼくにとっての赤松川はこのブログでも何度も紹介しているように
アユのドブ釣りをやっていた定番の場所。
(子どもが自転車で行ける距離ではないので父の車で連れて行ってもらうのだが)

ドブ釣りとは鮎漁解禁初期に淵の釣りで
鉛の上に毛針を付けて上下しつつ喰わせるというもの。
そのときの水量、時刻、濁り具合、気温や水温などを判断しながら
どの毛針で行くかを決める。
毛針には作者の固有名詞が付いている。
青ライオンとか岡林1号などと。

そんなわけで赤松川と赤松地区には思い入れがある。
その赤松地区が農林水産省の「美しい日本のむら景観百選」に選定されている、
ということで訪れてみた。
https://www.maff.go.jp/j/nousin/noukei/binosato/b_hyakusen/hyakusen.html

まずは那賀川本流と赤松川の合流点から。
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本流はダムの影響で濁りが常態化しているが、支流の赤松川は澄んでいる。
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だから鮎は本能的に赤松川へと入ってくる。
合流点付近はゴルジュのような地形となっている。
対岸からは吊り橋を渡って降りていく。
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吊り橋は足元が抜けそうな箇所がある。渡るには細心の注意(構造体の上を歩く)が要る。
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吊り橋から合流点を見る。高度感はある。
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合流点からしばらくは険しい渓谷が続くが、ほどなく田んぼに囲まれた里の川の表情になる。
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ふとバスを降りてみようかなと思える停留所
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窓から見える景色は?
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河畔のねむの木 はんなりとおどけたような媚態
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地区の中心部、円通寺や赤松神社、学校、郵便局がある地区に辿り着く
この取水堰の上流部の岩がかつて飛び込んだ場所
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いったんは対岸(左岸)に渡って集落はあとで訪れることとする。
無数の支流(沢)が流れ込む。沢沿いにはやさしい表情がある
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里山の風情が立ちこめる
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こんな光景も見られる
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赤松川の橋を渡って右岸へと行こうとすると橋の上からおもしろい光景を見つけた
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ウグイ(と思う)の群れがぐるぐると輪になって回っている
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餌を採る行動でなければ自衛の集団行動でもない
ただ遊んでいるように見える
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動画で見るとわかりやすい


ここから上流は民家が少なくなって林道沿いの源流部となる。
今回はここで折り返して集落の中心部へと向かう。
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地区の人の「美しい日本の村」の美意識が感じられる
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再び中心部へと戻ってきた。まずはなつかしい円通寺へ。
かつて合宿したときと違う(新しくなっている)ような気がするけれど
思い出のフィルターはときに蒼いモノトーンのように見せてくれる。
蝉時雨の夕立のようなひとこま。
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円通寺から小川に沿って上がっていく
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民家に植えられた花 河畔のねむの木
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赤松神社への長い階段が見えてきた
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災害用、緊急用のヘリポートがある。普段は駐車場として使われているのだろう。
もしかしてここは廃校となった小学校の運動場だったのでは?
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かつては下の集落からこの坂道を子どもが息を弾ませて上がってきたのかも
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二宮金次郎の彫像のお顔が現代的だ
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平成22年3月…最後の卒業生の手形がある
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さらに奥へ詰めると赤松神社と境内が見えてきた
神社に奉納される有名な吹筒花火はここでするのだろう。
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路傍の木と初夏の花に夏の叙情が立ちこめる
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さらに奥へ進むとまたも運動場。中学校だった場所かもしれない。
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講堂の窓に映る緑が萌えている
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この学び舎で過ごした子どもの姿は夏草の彼方に行こうとも
この場所の記憶はそこにとどまっている。
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上がり詰めたところにも神社があった
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再び下の集落へと戻ってきた
寺と赤松川を何度か往復した夏がときの彼方にこだまする。
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きょうはこれで帰ろう。
そう思ったけれど少し下流に潜水橋があったのを思い出した。
川沿いの道からどんどん田んぼのなかを下っていくと赤松川と橋が見えてくる
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美しいむらの記憶は感染症の夏でも消すことができない。
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国土交通省が作成した赤松川地図
http://www.minami-kankou.com/files/uploads/akamatsu_map_1.pdf

美波町在住の小部博正さんが作成した絵地図
http://www.minami-kankou.com/files/uploads/akamatsu_map_2.pdf
タグ:赤松川
posted by 平井 吉信 at 17:31| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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