植物を見て共鳴する人、動物を見て愛おしくなる人、
人間は自らが動植物を生命維持のために食しながら不思議な存在である。
都市部では人と人との接触を避けるために外出を控えているが
徳島では自宅を出て車に乗って目的地に着いて
そこでも人影がまばらで思い思いに花見をしている。
万全の対策を施したうえで
それぞれの地域にあった過ごし方がある。
ソメイヨシノの花は盛りを過ぎようとしている。
午後の日射しを浴びてのんびりと過ごしてみた。
きょうは丘陵地帯を歩くことにする。
シバザクラに近づいてみる

これは何の木だろう
薄紅色のぽっと空間を照らす色の温度感

ここはスミレの宝庫
どんぐりの実が豊かさを象徴している
これはコスミレ


タンポポは綿毛となってからが本番


桜のなかでは花も葉も光を宿すヤマザクラが好きで


ナガバノタチツボスミレ


背が高くすらりとして手も長い

スミレ界のモデルのよう

よく整備はされているが、公園というより里山の散策
(外に出られない方のために散策しているつもりでご覧になっていただけたら)






ゴザを広げて家族や友人で楽しむ人々も多かったが
距離は近くても数十メートル離れている。
人口密度が少ない徳島ならでは(ここは徳島市だけど)。





幼い頃、誰かに連れられて歩いた里山の記憶、思い出しましか?



感染を防ぐ方法は分かっている。
(いまの時代に知らないとは言わせない)
ただそれをわかっていても
人としての義務を果たそうとされる方、
出たくはないが、生きるためには休めない方々。




2020年4月、
目に見えないウイルスが
目に見えるように未来の社会のあり方を教えてくれているよう。
花は花、桜は桜、春は春。
生きてこその宝物、来年も見られるから。

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