2020年03月21日

手を洗う 顔を洗う 自分ができる行動リスト(新型コロナウイルス対策)


爆発的流行の手前でとどまっているとされる現状で
自分がやれること(やっていること)を書いてみる。

手洗いの徹底
手が顔を触れて呼吸のたびにウイルスを吸い込むという現象が起こっている。ここがボトルネックと見た。
・手を頻繁に洗う(何もなくても1時間に数回は洗う)。
・郵便物や宅配便など外からの持ちこまれたものに触れたらすぐに手を洗う。
・顔に触れないよう意識する。目を擦りたくなったら人工涙液(※)を点眼するのも方法。

※人工涙液…ソフトサンティアの名称で売られている。防腐剤などを含まないため常用できる。ドライアイに有効なのでこの際常備しておくとよいかも。長時間の運転の休憩時や寝る前に射すと潤って心地よい。薬効がないのも習慣性がなくて良い。


※鼻うがいの具体的な方法は市販の鼻うがいキット(数百円)を購入して洗浄剤を使い切ったあとは1%前後の塩水(ぬるま湯)を作成して付属の注入器で鼻に注水する。その後でのどのうがいも忘れずに。


外出から帰ったときの手順
手を洗う→ 洗った手で顔を洗う→ 再び手を洗う→ 塩水で鼻うがい(※)をする→ のどうがいをする(外食先で食後に歯を磨く時間がなかったのならうがいの前に歯を磨く)。

・手洗いがカギなので泡切れの良いハンドソープとしてサラヤを使っている。泡切れが良くないと洗うのはおっくうになる。外出から帰って室内で接触が少ないときは毎回石けんは使わなくて良いと思う。2.7リットル入りなので入れ物は花王でもライオンでもいいので市販のハンドソープを使い終わったあと洗って再利用する)
・アルコール(現在は入手しにくい)や次亜塩素酸系のスプレーを使う。靴の裏などにも注意。
・スチームクリーナーをお持ちの人は自宅の手すりや壁、衣類、カバンなどに直接噴射するのではなく適当なアタッチメントを付けて蒸気で蒸しながら汚れを布に移す(蒸気に弱い素材に注意)。

マスクについて
・WHOはマスクはさほど有効でないという見解を示しているが、エアロゾル感染の防止のためマスクの着用は有用(そうでなければ国が医療機関等に配布したりしない)。それ以外にも手が顔に触れる機会を抑制する、咽を湿らせてウイルス等の排出作用を促すなどの効果あり。
・感染が疑わしき人、咳が出る人は人前に出るときは必須。
・ただし健康な人が近所のスーパーに買い物に行ってすぐに帰宅する程度であれば不要。無意味なマスクの消費は避ける。
・使い切りの紙マスクのみを使用する。布マスクを洗って再利用するのは一般家庭では無理。
(減菌処理して雑菌が繁殖しない時間と温度で乾燥させることが難しい。天日干しはPM2.5や花粉が付着するので論外。そもそも布マスクは目が粗くて意味がないのでは?)
 → キッチンペーパーでマスクをつくる方法が警視庁Webサイトに掲載されています

アルコールで毎日拭いておくもの
・ドアの取っ手、階段の手すり
・スマートフォン、携帯電話
・パソコンのキーボード、マウス
・車のハンドル
・水栓
・リモコン
・腕時計
(アルコール減菌材には茶抽出物が含まれるものがある。白い布などには長期間使うと茶渋のようなものが付着する可能性に注意。ドアノブなどに次亜塩素酸ナトリウムを希釈して使うことは意味があるが皮膚の殺菌用には用いない。アルコールは皮膚用、次亜塩素酸ナトリウムはモノ用だが材質によっては変質する怖れもある。また、次亜塩素酸水という類似の性質を持つ液体もある)
 → 次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの同類性に関する資料(厚生労働省)

日常のなかで避けるもの
・密閉した空間で至近距離を避けろといわれている。部屋の換気はこまめに。
・カラオケなどマイクの共用は要注意。

食品について
 特定の食品を摂取しすぎないこと(雑食)を前提に強いて挙げればこんなところか。
・生姜やニンニク、根菜など体温を上げるものや適度な殺菌作用があるものを一日1回は食べる。
・風邪、ウイルス対策全般に有効とされるココアを飲む(少量の砂糖で溶かすか砂糖なしではちみつを少量でも良い。とにかく砂糖を採りすぎないこと)

睡眠
・疲れを感じたら早めに寝る。
・7時間は確保したいが(なかなか難しい)。

あると良いモノ
・携帯用の小さなアルコールを噴射するスプレー。減菌効果を期待するにはある程度の濃度が必要とされる。共用のボールペンやつり革など誰もが触れているものに触れたあとで手を洗う水道がなければ活用する。しかし完全ではないのでなるべく早めに手を洗う。ただし容器はポリエチレン製などアルコールが変性しない材質に入れる。そうでなければ容器が溶けるか内容物が変質する。

アルコール入りウェットティッシュについて
アルコール濃度によってはさほど効果がないことが予想されるが
物理的にこすりつけることで皮脂や有機物(汚れ)がある程度取り除けること、
そこにアルコールをすり込むことで効果が出ると考える。
よってウェットティッシュはアルコール入りが望ましいがなくても効果的と考える。

早めに感染して免疫をつくるという人もいるかもしれないが、
身近な人に移したりする危険性がある。
本人にとってもウイルスが体内のどこに移動するかはわからないので
罹患しないのに越したことはない。
対策を徹底的に行えば感染の危険性は大幅に減らせる。
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→ 九州大学の矢原先生の資料(PDF)を読むことをおすすめします。

posted by 平井 吉信 at 18:17| Comment(0) | 新型コロナウイルス対策
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