2019年09月14日

養殖アユもここまで来た すだち鮎という商品

父が亡くなってから天然の鮎を食べる機会がなくなっている。
養殖の鮎は見るのも…という感じだったが
先日、県内の養殖鮎を食べて認識が変わった。
(養殖鮎を食べると脂でぎらつくのが常)

体高は天然物よりやや高い養殖体型だが、かなり天然に近づいた。
釣り師にはおなじみの黄斑が見えているのも特徴。
エサのなかにすだちを混ぜているとのことだが
確かに香酸柑橘の持つ抗菌作用や整腸作用もあるのだろうが
それだけでなく水質の管理なども含めて
エサを総合的に吟味されているのだろうと思う。
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そのため、ぶよぶよ感がなく、健康的な印象を受ける。
(ストレスが少ないとか、水の循環が良いとか、エサの質が高くしかも与えすぎていないとか)
天然アユを常食している人に食べてもらっても
おそらくは半分ぐらいの人は養殖と気付かないだろう。
そのレベルである。
DSCF0932-1.jpg

塩焼きがだんぜんおいしいが、さしみもありえる。
(管理が行き届いていれば天然モノと違って 寄生虫はだいじょうぶだから)
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天然アユでも川によってずいぶん味が違う。
(水のミネラル成分も影響している気がする)
吉野川本流や那賀川本流はいまひとつ。
水温の低い川、ダムのない支流などのほうが明らかにいい。
県内では、鮎喰川、海部川、野根川、勝浦川の月ヶ谷温泉から上流あたりだろうか。

父はアユの研究で博士号を取られた在野の研究者、谷崎鱗海さんに教えてもらったと言っていたが
養殖物がここまで来ると谷崎さんが生きておられたら目を丸くされているだろう。

谷崎さんについて以前に書いた記事
http://soratoumi2.sblo.jp/article/174363083.html

ウナギでいえば四万十市の加持養鰻場
http://www.shimantogawa-unagi.jp/indextop.html
以前に地元の商工会議所に同席していただいて訪問したことがある。
天然モノよりおいしい、というのは多くの人の評価。

今回のアユは徳島市国府町の岩崎商店。
(国府町は徳島市内の水道水ではもっともおいしい地区。おそらくは吉野川の伏流水が影響しているのだろう。地質は砂利層と粘土層が分布していると思われるが、もともとの川の流路だった場所なら地下水も豊富だろう)

すだち鮎 岩崎商店
https://s-iwasaki.com/

人知れずよいものをつくっている事業所を応援したくなる。

posted by 平井 吉信 at 16:01| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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