2019年05月04日

四国の夏は室戸岬から 晴れのち晴れ


いつもならまっすぐに岬へ向かうのだけれど
岬の手前で室戸市内へ入るために右折した。
連休中は食べるところは満員か臨時休業が多い。
そこでスーパーで弁当を調達しようと考えた。

高知県にはサンシャインという地元資本のスーパーがある。
室戸市内にも何店舗かあるのでそこへ向かって
先に食べ物を押さえておこうというのだ。
弁当とともに久保田食品の冷菓も購入。

スーパーの前に
室戸市街地を過ぎて行当岬を見て折り返すことにした。
ご存知、室戸岬周辺は世界ジオパーク遺産に登録されている。

車を降りるとムラサキカタバミの群落
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周辺には散策路がある。航空写真で見ると複雑な地形がわかる
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隣接する港内にも岩がある
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岬へ向かう
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岬の東岸で岬からもっとも遠いところに車を停める
遊歩道を長時間歩きたいため。
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岬には春の野草が咲いている
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弘法大師行水の池
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エボシ岩(ここから先は岩が崩れて通行止めなのでいったん車道へ上がることになる)
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海と岩しかないだろう、と思っているなら室戸の魅力の大半を見逃すことになる
(それだって海洋深層水やジオパークである)
遊歩道を歩いていてちっとも進まないのはすぐに立ち止まって見てしまうため
波打ち際の近くで淡水とクレソン
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岬は生態系の縮図のような地形が無数にある
それらを拾っていくと半日でも足りない
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岩に腰掛けて弁当を食べていると
お遍路さんが会釈していく
(日本在住の外国からの方だろうか)
美しい女性で一瞬見とれた
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ハマアザミ
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ハマダイコン
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ハマエンドウ
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仏具に見立てて名付けられたというハマボッス
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トキワツユクサ
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この時期の室戸岬の主役は黄色いイワタイゲキ
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テリハノイバラ
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ハマウド
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アロエも自生しているが、これはアオノリュウゼツラン。テキーラの原料らしい。
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遊歩道が樹木のトンネルを抜けるところはわくわくする
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冬の主人公、シオギクが夏日を迎えてまだ咲き残っている個体
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室戸岬は断崖から眺めるのではなく水辺に立ち寄れるところがいい。
ここが岬の先端という感覚ではなく
岬を形成する岩盤の塊がぐいと太平洋に突き出ている感じ。

それぞれの岬を楽しんでいる様子
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さらに遊歩道を進む。ムラサキカタバミの群落を抜ける
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白いキクラゲか?
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アコウ
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クワズイモ
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サボテンの仲間
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浄土ヶ浜を過ぎるとこの印象的な地形
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夕方近くになって海はやさしい表情
海に続く散策路にはハマダイコンで埋め尽くされる
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それでルリハコベはあったのかって?
ありました、数輪咲いていたけれど
夕方近くになって閉じてしまいましたよ。
直径5ミリぐらいですから99%の人は存在に気付きませんが。
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花が開けばこんな感じ。時期的には3月下旬から4月上旬が見頃。
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今回は時間がなくて廃校水族館は行けなかった。
空海がひらいた岬の全容をもっと知りたい。
室戸をたどる歩みは空と海を訪ねて終わることのない旅。


タグ:室戸岬
posted by 平井 吉信 at 20:44| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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