2019年03月24日

棚田を彩る菜の花 水の神を祀り少しずつ下流へ恵みを流す(神山町上分江田)

神山町にある棚田の美しい江田集落では
毎年春に菜の花まつりを行っている。
旧上分中学校から歩いて20分で到着する。
人が少なければ江田の集落まで車を進めることができる。
妙法寺前の広い駐車場(トイレもある)か
空いていれば棚田を見下ろす小さな駐車場に置かせてもらうといいだろう。

平成13年に県農山村整備課から発刊された「とくしまの棚田」(これは米田潤二さんによる会心の調査紀行だ)では
標高3百メートルにある約240ヘクタールの棚田を13戸が耕作しているとのこと。
さらに、水利をもたらす江田谷川の水源となっている雲早山の神社を
集落を上げて信仰しているそう。
近年になって3本の用水のうち1本が渇水してしまって耕作に影響が出ている。
針葉樹が増えて保水力が問題となったのだろう。
1994年の早明浦ダムの異常渇水の際に訪れて
お話を聞かせていただいた筒井さん(大川村の元教育長)も
同様のことを指摘されていた。
(昔は雨が降らなくても谷の水は涸れることがなかったという)
http://www.soratoumi.com/river/sameura.htm
江田地区でも水を大切にする気持ちが集落の人々に受けつがれている。

この日は棚田の真ん中で俯瞰写真を持った方が
集落の見どころと歩き方をご案内いただいた。
途中で道をお尋ねした方々も含めて
この集落に住まされている人々は柔和で仏様のような滋しみがあった。
風土が人間の形成に深く関わっていることを改めて知らされた。

そのような人々の生きている時間に比べれば
観光で押しかけて写真を撮ったところで
深みがないのは仕方ないのだけれど
それでも地元の人々の暮らしを伝える一助となればと書いている。

まずは神山のメインルートである鮎喰川に沿って東西に走る幹線から。
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ところどころで見かける民家が桃源郷のようと足を止める
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江田の集落に入った。
Googleマップの航空写真で集落全体を俯瞰できる
https://www.google.com/maps/@33.9464523,134.2877182,651m/data=!3m1!1e3

車は妙法寺前の駐車場に停めさせていただいた。
そこから歩くと菜の花を植えた棚田が広がる。
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オオイヌノフグリに近寄ってみるとネモフィラのようで愛らしい
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なおも江田谷川を上流へと歩く
水辺にも春が来ている
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用水路の取水地
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木々の重なりが色を浮かび上がらせる
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上に上がって見下ろすとみごとな民家のたたずまい
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くるりと向きを変えながらさらに上がっていく
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ケイオウザクラ(啓翁桜)と教えていただいた
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4枚の棚田を管理する民家の凛としたたたずまい
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江田集落と棚田が一望できる
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これはわさびの花?
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木々の花もいいし
つくしもそれぞれにいい
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江田集落の魅力を集めてみた
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ペルシャ猫がいた
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日本中に江田地区のような美しい農村集落(中山間地域)があるのだろう。
棚田の水守が都市部の暮らしを支えている。
その関係を意識していくことが大切。
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追記
帰りがけに明王寺のしだれ桜を見た
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posted by 平井 吉信 at 23:55| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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