幡多を出てから数時間、まだ高知県中部の山間部である。
土居川から仁淀ブルーの真髄、安居渓谷(時間の関係で今回は行けなかった)への分岐を
意を決して帰路に向ける。
国道439号線はここから本山町へは快適な車旅となる。
途中で愛媛県西条市といの町をつなぐ国道194号と交錯する。
その交点の近傍にあるのが道の駅633美の里。
ここには名物むささびの干物がある(まさか!信じないように)
その心は、439+194=633だから、とのこと。
石鎚登山は行くときも仁淀川、面河渓、四国カルスト・天狗高原へ行くときも
この道の駅は絶妙の位置にあるからよく立ち寄る。
四国でも指折りの快適な道の駅だろう。


名産品を見てみよう。
まずは、国友農園のりぐり山茶。
ぼくがもっとも好きな緑茶のひとつで
山茶を有機無農薬で栽培して釜炒りにする。
ウーロン茶のような香りと緑茶の風味を兼ね備えた
このお茶だけの世界観を持っている。

高知県内では、高知大丸の地下食品売場、
または、その前にある「てんこす」でしか入手できない。
633美の里は国友農園の地元のため、いつ行っても入手できる。
次に道の駅内のスイーツショップ「森の小さなお菓子やさん」では
かぼちゃパイ、さつまいもパイ(ともに150円)が人気。
帰りの車内で食べてしまうのだ。
素朴で飽きの来ないおいしさは毎日食べられそうで
ほかにも手頃な洋菓子があって一度すべて買ってみたいと思う。


遅い昼食もここでいただいた。
山菜や野菜の天ぷらが付いた山里定食(700円)が満足度が高い。
ぼくはグルメでないので
仁淀川を見ているうちに里心がついて家庭の味が食べたくなる。
しっかりとした風味で心が満たされる。

身支度ができたらクルマは東へ。
国道439号線を大豊I.Cまで風を入れながら走るのだ。
国友農園
http://www.kunitomo-f.co.jp/tea.htm
633美の里
http://www.633bi.com/
【山、川、海、山野草の最新記事】
- 今週のらんまんから〜ムラサキカタバミ〜
- 避暑地の選択 南四国なら 川
- 渚と読書
- 深い杉木立に包まれた第20番札所 鶴林寺..
- 大河が蕩蕩と押し流す鎮め(吉野川 川島町..
- 今週のらんまんから〜ツチトリモチ〜
- 見上げるパラグライダーと夏の雲
- 植物図鑑を持って夏の渓流に出かけよう(夏..
- 近所の森に出かけて昆虫を見よう(夏休み特..
- 高原に雲が沸き立つ(夏休み特集その3)
- 渚に行こう 波間に憩う
- 今週のらんまんから ノジギク
- 夏が来れば思い出す 郷愁のかなたの黒沢湿..
- 今週のらんまんから キレンゲショウマ
- 棚田の夏 赤松川流域の里山を歩く(夏休み..
- 河畔のタキユリ(カノコユリ)と庭のカサブ..
- 今週のらんまんから ヤッコソウ
- 阿南市福井町辺川の棚田
- 何度でも幾度でも田園を走るJR牟岐線のロ..
- 田井ノ浜臨時駅最後の夏 牟岐線の廃止は止..