2018年02月25日

冬の手頃な散策 牟岐の鬼ヶ岩屋

 
南国徳島でも雪に閉ざされる標高の高い山は
冬用タイヤがないと登山口にたどり着けない。
(冬のわずかな間だけ装着しても春に取り外した際の保管場所に困る)

冬は低山を歩いてみる。
気温が上がるとダニや蜘蛛の巣、蛇などの生き物や
草に覆われて足元が快適でなくなってしまうので
いまの時期がいい。
山頂をめざすのでもなく、身体を鍛えるのでもなく
疲れたら山に行きたくなる。
自分の速度で歩いていると
体幹がほぐれ神経が伸びやかになって
山から降りると疲れが取れている
(このことは「ためしてガッテン」でも放映していた)。
(登山で疲れるのは歩くコツを掴んでいないから。ぼくは無意識にナンバ歩きをしている)

だから、牟岐の鬼ヶ岩屋へ行くことにした。
鬼ヶ岩屋温泉の跡地に車を停めて
1時間ばかり歩くと岩の山頂である。

登山道は沢沿いから沢を横切り高度を上げながら
チョウシのタオと呼ばれる峠(降りた先は日和佐川上流部)をめざす。
(この路はかつては生活道でもあったのだろう)

ここから尾根を登っていく。
落葉樹の急登は落ち葉で滑りやすく
それゆえロープが張られている。
山頂が近づくと鬼が棲んでいたような
巨岩にせき止められつつ
最後もハシゴをよじ登った巨岩が山頂という山である。
山頂からは牟岐港から太平洋方面、北には日和佐川上流の集落を臨む。

登山口には棚田の跡が南米の遺跡のように存在する。
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この先をまっすぐ行くと滝があるが、
登山道へと進む(滝は帰りに立ち寄る)。
沢沿いの散策でゆるやかに標高を上げていく。
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炭焼き窯のあともある。
冬でも葉が残る照葉樹の森
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光を宿したシダ
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チョウシノタオ
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峠を日和佐側に越えた鞍部に小屋がある
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滑りやすい落ち葉対策でロープが貼られている。
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(滑ったとしても大けがをするような場所ではないが)
登りでは特に使わないが、
下りは木々につかまりつつ
ストックを持っていれば3点支持で降りていくことになる。

山頂の大岩へはハシゴで上がる
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山頂からの眺め
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巨岩の点在する斜面を下ってもふどの方面へ降りられると聞いているが
すそ野が広がる下りではルートがわかりにくいだろうと判断。
(下りで間違ったときに引き返すのがおっくうになるのが道迷いで多いパターン)
鬼ヶ岩屋からは往路をそのまま引き返す。

とどろの滝までは遠くない。
増水すれば水の中に沈む道。
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とどろの滝は滑滝(ナメ滝)である。
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かつてここには鬼ヶ岩屋温泉があった。
国道から入り込んだ場所にある施設で
平日の集客に難点があり採算がむずかしい。
しかし温泉(いわゆる風呂)は流れるプールのような室内施設と
人里から隔離した露天風呂には趣があった。
(施設はいまも稼働可能な状況ではないかと思われるのだが)。

タグ:2018
posted by 平井 吉信 at 22:25| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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