2017年09月24日

奥大山のおいしい水 そして大歩危のおいしい煎茶


水を買って飲むという感覚はこれまでなかったけれど、
非常用に備えておく水であっても
おいしい水がいいと思った。

ビールを飲まないぼくは
(飲めるけど飲みたくない。強いて飲むときは「龍馬1865」)
炭酸水を1夏に1箱買っている。
すべての炭酸水を比べたわけでないけれど
南アルプスの天然水 スパークリング」が良かった。
ある日、出先で飲みたいと思って買ったのが
レモン風味がした。
ラベルとみると、「スパークリング レモン」とある。

フレーバー水を飲みたいと思ったことはないけれど
人工的な微香ではなく
炭酸とも相まってレモンの本物の風味が感じられ、
しかも水として飲めるというバランス感。

エピソードをはさんでしまったけれど
南アルプスの天然水」を買おうと近所を数件まわったが、
どこにも置いていない。
売れているブランドだと思ったのに仕方がないので通販をと
インターネットを見ていた。
(買い物はなるべく地元でと考えているので)
すると理由が分かった。四国では「奥大山の水」しか買えない。
でも通販購入は止めた。
(わざわざ南アルプスの水を四国で取り寄せるのも違和感があった)

そこで近所のディスカウントストアで並んでいた
奥大山の水(サントリー)。
価格は手頃で2リットル6本入り箱が400円台半ば。

こちらは表からの大山。この日は4月2日だった。
DSXE9046-1.jpg

奥大山は広大なぶなの森に包まれているらしい。
紅葉を待たずに行ってみようかな。
お目当ては木谷沢渓流。サントリーのこのCMのロケ地にもなった。
https://www.youtube.com/watch?v=oyAwtE4i1Uk


でも、四国の三嶺の南斜面を見たとき、息が止まるほどの感動を覚えた。
屋久島も同じぐらい良かったけど
深い森に包まれた渓流の清冽さ、
光を遮りながらも光を宿す深みは一生忘れない。
人生は一度だけしかない。四国に眠る宝物を自分の目で見て回るといいよ。


さて、2リットルは非常用として置いておいて
500mlを1本買ってみた。
冷蔵庫で短時間冷やして飲んでみると
(冷たすぎると味がわかりにくい)
口に入ってあっという間に咽に到達してしまう感覚。
尖った部分がなく澄んでいるのに抱擁感。
木の葉の含み味のようなまったり感というか。

緑茶を入れてみてもこのまったり感は生きている。
丹念に地元の商品を探していくと
世間にはあまり知られていないけれど
とても良い品が見つかることがある。

この「大歩危茶」(曲風園)もそう。
DSFT4664-1.jpg
あるところでいただいたお茶に感動すら覚えたので銘柄を聞いてみた。
それがこれ。
100グラム1,080円と手頃な価格ながら
渋みがほとんどなく甘みもやや抑えめながら
旨味が潤沢に滲みだしてくる感じ。
普段飲みではもったいないけれど
さりとてこの価格でこの品質は稀だと思う。
(いまの時期の入手は二番茶ぐらいかもしれない。それでもこのおいしさなので新茶ではさらに突き抜けてくるだろうね。ただしパッケージは惜しい。雅な雰囲気ではなく、四国の急傾斜地らしい野趣あふれる雰囲気が良いのでは)

隣の新宮村(いまは四国中央市)もそうだが
標高が高く土地が狭いため小規模で茶畑を展開するため
農薬の必要がない地区である。
大歩危地区は新宮と比べてもさらに急峻な地形と
吉野川本流支流から立ちこめる霧に包まれた
質を取るなら日本有数の産地ではないかと。
(道の駅ラピス大歩危は生産地のすぐそばにあるので入手しやすい)
大歩危に行ったときは試してみたら。
(おいしくなければ煎れ方を変えてみて。2番茶なら70度ぐらいかな)




タグ:道の駅
posted by 平井 吉信 at 15:14| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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