2017年09月03日

砂美の浜 月の入りまでまだ少し いのちのゆりかごの光の織物


月は特別な存在と感じる。
生命の源、そのゆりかごである海に浮かぶ光は
安らぎのさざ波を浮かべる。
ひとつところにとどまらないその変化は
繰り返すことで生命の営みを滋しみで満たす。
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超弦理論とそこから派生する理論物理学のように
折りたたまれた十次元と連続的に横たわる三次元を
時空のゆらぎでつないでいるようにも見える。
その構造の美しさとそこをめざす人々もまた。
胸の深くがうずくような熱いものを感じる。
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ここは牟岐町、砂の美しい浜辺という名前が付けられた場所。
潮風に吹かれて水と砂と月の織りなす幻灯を眺めていると
月が傾いてきた。


追記
現実の社会では既存のプログラムを焼き回したプロジェクションマッピングが
アートと称して人々の感動を装いながら無味乾燥な影絵と欲望を奏でる。
意識してそれらの情報や世界から離れていかないと
身の回りのかけがえのないもの(=感動)が見えなくなってしまう。
posted by 平井 吉信 at 17:56| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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