2017年07月30日

思い出の田井ノ浜 黄色い麦わら帽子の…


徳島県南で海水浴を楽しむ、
それもまちから遠くないところで、ということになると
まずは中林の北の脇。
学校の帰り、海に続く田んぼの一本道を
夏の太陽を受けて自転車を漕ぐあの日。
強い陽射しが心を軽やかにさせてくれる。
蝶が飛び交う松林を抜ければ海の家、
もう身体は沖をめざして水をかいていく。
程良いところで振り返って浜を見上げた空の高さと
女の子のまなざし。17の夏―。

由岐の田井ノ浜。
海に面した駅を降りたらそこはもう砂浜。
浜を囲んで駅が甲子園のセンター席のよう。
太平洋の分波が押し寄せた陸地の一角で奇跡的にひらけた渚。

そう、田井ノ浜には海開きの時期だけ運行される臨時駅があり
阿南市内から家族連れや高校生などが足を運ぶことがある。

土曜日の午後、仕事を終えての帰り道、
由岐I.Cで身体が反応して左折すると牟岐線の線路を渡って車を停めた。

田井ノ浜へと注ぐ田井川沿いはハマボウの自生地。
足元にナツズイセン、紅い風船を持った女の子のよう。
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湿地に自生する数え切れないハマボウはいまを盛りに咲いている。
夏の日出会った黄色い麦わら帽子の女の子のように。
(松崎しげるのデビュー曲は良かったな)
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そのとき田井ノ浜臨時駅に普通列車が到着した。
乗り込むカップルや高校生、見守る車掌。
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2017年の夏、海の家と渚はそれぞれのドラマを刻んでいく。
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posted by 平井 吉信 at 23:26| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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