2017年07月30日

野菜を食べるなら よってね市(徳島県勝浦町)


JAの直売所の格差が広がっている。
先日は愛媛県内のある市の幹部から市内の直売所について
現地で状況を伺ったところ。
継続的に品質向上や消費者の視点からの作付を行いつつ
農業や食の啓発を行い拠点として高い志で運営されていることが伝わってきた。
なにより一人ひとりの農家の研究熱心さと良いノウハウはたちまち伝線(模倣)されるところがいい。
産地はそうあるべき。それが個々の農家の所得向上にもつながるのだから。
(でも閉鎖的な農村ではそれがうまく行かずノウハウを抱え込む)
だから、この直売所の理念を感じないまま
レイアウトや地産地消のレストランなどかたちだけ真似てもうまく行かないよ。

徳島県内ではどうだろう。
愛媛県内に匹敵する取り組みは見られないように思うけれど
よく通っているのは勝浦町のよってね市。

夏の野菜を心ゆくまで食べてみたいと思って
梅を漬けたいと思って
トマトを冷やして塩を振って食べたいと思って
これだけ買ったのに1,320円でした。
DSCF9244-1.jpg

適度に山中にあって(標高差をうまく利用できる、虫害が少ない利点を活かせる)
適度にまちに近くて(消費者の感性を汲んで商売ができる)
結果は良い作物を手頃な価格で供給いただいている。
(マーケティングとか演出という感じはしないところがいい。ただ農家の立場からはこれでいいのかとも思うけど)


posted by 平井 吉信 at 14:32| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ
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