2017年07月07日

道後温泉本館 束の間の坊っちゃん


ひなびた温泉宿が好きで各地を訪ねるけれど
まちのなかにありながら
道後温泉本館を見ると気分が上がっていく。
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この日も中国、台湾からの人が多かった。
宮ア駿は中国でも人気があるので
千と千尋(中国でもっとも人気のあるジブリ作品)から
道後温泉を連想する人も少なくないのだろう。
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道後は行政が中心となって観光振興に力を入れている。
ここにも「坂の上の雲」を追いかけた人がいた。
伊佐庭如矢の名を知らない人は松山にはいない。

本館の温泉に入ったのはいつだったか覚えていない。
建物を外から見ただけで満足して帰っていくのだ。
もし入るのなら「霊の湯3階個室」にする。
観光で来たらそれ以外の選択肢はないでしょう。
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坊っちゃんといえば、坊っちゃん電車。
乗っている乗務員は1人何役もこなす。
運転や改札、観光案内、観光客の写真に収まったり。
でも力仕事として列車を押したり向きを変えたり。
(手動でやっていることに観光客は驚いてシャッターを切る)
そこに感動があるよね。
まさか、こんなことまでしているなんて―。
毎日、汗と笑顔で任務に当たっている。
(もう顔を覚えてしまった)
誇りを持って仕事をしているから
観光客も笑顔になる。
それでいい。

坊っちゃんといえば団子。
道後温泉でしか買えないつぼやで。
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みやげものとは違う。
もし四国の銘菓を競い合ったら上位は愛媛勢が入賞するだろう。
これもそう。
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(もう一度言うけれどみやげものとは違う)

坊っちゃんといえば温泉本館。
路傍の石がここに集まって
それぞれの人生の刹那を映す。
湯船で出会う人も然り。
親近感を覚え、声をかける。
返事がある。
それだけのこと、それだけで旅。
(旅ではなかったけれど)
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ここは松山、道後温泉。
坊っちゃんの道後温泉。
一期一会の道後温泉。
タグ:松山
posted by 平井 吉信 at 22:30| Comment(0) | まちめぐり
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