2017年03月05日

少し疲れたら 少し仕事が片付いたら 海へ行く その場所は最後の宝物のような渚


十数年続けているブログであっても
意図的に撮影地に触れていないことがある。
(お気づきの人もいるでしょう)
山野草の場合は盗掘を避けるという理由で、
それ以外の場合は多くの人が入ってきたらその土地の場の許容を越えると判断した場合。

でもこれまでそのような配慮を行っているところは2箇所しかない。
この場所について今回初めて書いてみる。
なぜなら、ここをドローンで撮影している人がいたから。
動画サイトで公開されるのは時間の問題だったし。

海部川河口の空撮映像(カイフポイント)
https://www.youtube.com/watch?v=XLAJ8sh-N-Y
https://www.youtube.com/watch?v=_4J3P-LWxIo

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海部川河口の白砂青松、大里松原。
海南町を守る防風林の役割を果たしつつ
太平洋に向けて広々と展開する砂利の砂浜が例えようもなく。
海部川河口は10フィートの波が立つカイフポイント(ほとんどローカル)。
海部川のミネラルと黒潮が顔を見合わせて
ときにおだやかに、ときに豪快に笑う場所。

西北の風をさえぎる冬の渚のあたたかさ、
ビニールシートに寝っ転がって
心地よい潮風が撫でていく。
頭上には太陽。
まるで70年代の青春ドラマの一コマ。

この浜は水深があるので波が崩れるとき
ゼリーの切り口のように海の底が垣間見える。
その緑を宿した蒼の沈み具合、
波が照り返す太陽の散乱光。

目を閉じると波が見えてくる。
沈黙の間をそれとなく波の音が満たしている。
波頭がくずれながら横へ平行移動するのと、
戻ろうとする波が縦の方向でぶつかりあう。
その音のずれが、
ほとんど海と陸の境目のない空気の厚みを感じさせているのだと気づいた。

引きずられてこすれあう石ころ。
波の声はやはりここまで届いている。
はるばる太平洋から届いた旅の終点は
幾重にも重なった砂の拍手。
それは、突然ゆっくりと起き上がるような調子で
声をあげるのだから。


(「空と海」から)

牟岐町の55ラーメンにて。
DSCF4096.jpg

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牟岐を抜けて大砂海岸を通り過ぎ
浅川の集落を過ぎてひとやま越えれば大里松原の北部に出る。
松原を抜けていくとき、風が髪をくすぐる。

DSCF4155.jpg

野良猫が迎えてくれる。怪我をしている。
D7N_3352.jpg

でも、安心。地元の人が世話をしてやっているようだ。
猫が懐いている様子が影絵となった後ろ姿に見て取れる。
幸福な1人と1匹。
D7N_3389a.jpg

渚の北端に遊歩道のような上がり口がある。
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すみれに陽光が祝福する。
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どんどん高度を上げていく。
DSCF4180.jpg

樹間に大里海岸が広々と展開する。
D7N_3383-1.jpg

出羽島がすくっと海原に現れた。
D7N_3377s.jpg

丘を降りて渚へと。
DSCF4131.jpg

岩を背景に岩から離れて水際からも距離を置いた場所に寝っ転がる。
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DSCF4109e.jpg

徳島には何もない、と自嘲気味に話す人が少なくないけど
子どもを連れて来てみたら。半日は過ごせるよ。
(お母さんの手作り弁当とお父さんから教わる自然との遊び方に子どもは夢中になるよ)
石ころを拾うのも良し、植物の観察をするも良し、
波と戯れるのも良し。
(ただし1時間に1回ぐらい来る突然の大波に注意。ここは引き波が強いから一度沖へ出されるとおとなでも浜へ戻るのは難しい)

DSCF4122.jpg

わーと声を上げながら駈けてみたらいいよ。
(吉川くん=早瀬久美が見守っているかもしれないから)
DSCF4130s-1.jpg

生まれて来なければ良かったなんて心がつぶやく日、
(どこかの歌詞にあったな)
海に逢いに来ればいい。
冷たい風に吹かれて心が冷えてしまった人のために、
大里の松原は冬になればなるほどあたたかい。

追記
時間に忙殺されるときだからこそ、発信していきたいと思って。

タグ:2017
posted by 平井 吉信 at 23:53| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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