2017年02月16日

四国の左下 足摺岬 海の向こうに理想郷がある


四国東部からもっとも遠い場所、それが足摺岬。
中村からまだ1時間少々の四国の最果て。
意を決して出かけたのは当日になってから。

どんよりとして心が浮き立つことはない朝の空気。
けれど、岬に近づいていくと、あめ色の砂浜が開けた。
DSCF2862-1.jpg

DSCF2867-1.jpg

朝の光が海面に踊る大岐の浜。
なんという…。
DSCF2883-1.jpg

DSCF3145-1.jpg

絶景孤独度係数でいうと、日本有数ではないだろうか。
(=景観の質的な高さ、広がり感を来訪者数で割ったもの)。
一人占めできる、叫びたくなる、
潮騒に打たれて何もしないでいるだけで
癒されてしまう。
(70年代の湘南の海が舞台の青春ドラマみたいに!)、
叫びたくなる場所としては日本有数の場所が
観光案内に載っていない。
DSCF3147s-1.jpg

渚に流れ込む川には沈下橋のような桟橋があって
そこを渡って浜へ行ける演出。
(もうここで停滞して太陽の光と戯れて折り返そうと思ったほど)
DSCF3149-1.jpg

でも、土佐清水のまちなみや足摺岬への誘惑を立ちがたく。
岬へは半島の背骨を走る足摺スカイラインを通った。
椿ロードともいわれているが、高低差と曲がりくねったコース。
(その割に風光明媚な印象は受けない)
むしろ、西側の中浜地区を経由する県道27号線が時間距離の短さ、
景観の良さ、運転しやすさから良いだろう。
スカイラインを下るとホテルが立ち並ぶ一角に出た。
東へ少し走ると岬の駐車場があった。

降りたところに、第38番札所 蹉?山 補陀洛院 金剛福寺。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%89%9B%E7%A6%8F%E5%AF%BA

DSCF2901.jpg

DSCF2910.jpg

DSCF2933.jpg

亜熱帯性の植生に囲まれた境内は
四国札所の雰囲気を越えた南国の楽園の趣。
DSCF3076s.jpg

DSCF3078s.jpg

DSCF2930-1.jpg

D7N_3103s.jpg

亜熱帯自然植物園が近くにあるが、今回は時間の関係で見られなかった。

岬へは自然度の高い遊歩道をたどる。
DSCF3014s.jpg

クワズイモの大きさは見てみないとわからない。
DSCF3049.jpg

遊歩道には野鳥が多い。人が近づいても逃げない個体もいる。
D7N_3110-1.jpg

椿を見ながらの散策。足摺岬の特産品は数あれど、やはり椿油。
http://ashizuri.net/?pid=67033809
これがいいと教えてくれたのは四万十市中村の南海堂さんだった。
D7N_3140-1.jpg

空海にまつわるエピソードが散在する。
岬の直下で招くと亀が寄ってきたという。
亀呼場
DSCF2957.jpg

お大師様は岬の沖の不動岩まで亀に乗って渡ったという。
DSCF3025-1.jpg

エピソードはこちらで。
https://www.city.tosashimizu.kochi.jp/kanko/g01_7fushiji.html

灯台の直下に辿り着いた。
DSCF2958.jpg

D7N_3113s.jpg

ここから東に、天狗の鼻と呼ばれる地形がある。
展望台もあるなので行ってみよう。
DSCF2966-2.jpg

天狗の鼻からの岬がいい。
DSCF2964-2.jpg

DSCF2980-1.jpg

これは足摺岬とその周辺だけに咲くというアシズリノジギク。
もう花の季節は終わっているが、少しだけ咲き残っていた。
DSCF2996s.jpg

DSCF3071-1.jpg

このような地形はどうして生まれたのだろう。
DSCF3043-1.jpg

亀石。明日香村の亀石とはまったく違う。
DSCF3046.jpg

再び灯台まで戻り、
今度は西へと遊歩道を伝うとやがて下りとなる。
DSCF3050-1.jpg
白山神社と白山洞門へと導かれる。
室戸岬と足摺岬の相違点は海面まで降りていけるか行けないか。
岬直下は無理だが、少し離れた白山洞門へは降りていける。
DSCF3055-1.jpg

DSCF3069s.jpg

そこに広がるのがアロウド浜。
DSCF3059s.jpg
大岐の浜とは対照的な岩だらけの浜。

観光客から離れて、ここにたたずむと
四国の最果てにいる、と実感。
横たわるのはもはや土佐湾ではない。
ジョン万次郎が渡った太平洋なのだ。
DSCF3086s.jpg

今度来るときは季節を変えて
岬の東側や植物園なども見てみたい。
数日前に出会った高知県の人から奨められた
あしずり食堂の清水サバの定食なども。

土佐湾のカニの両爪のような室戸岬と足摺岬。
ここに立って思うのは
高知は太平洋をみちょるということ。
海の向こうに理想郷を見ていること。
posted by 平井 吉信 at 23:11| Comment(0) | 山、川、海、山野草
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: