2017年01月28日

ああブラウン管 戻ってきてほしい


ぼくがテレビを見なくなった(見られなくなった)のは2015年4月だったか。
(こんな画面が映し出された)
DSCF6006-1.jpg

それまではデジタル信号をアナログ波に変換するサービスがあって
それでテレビを見ることができた。
といっても、見たい番組を見るだけに使う。
バラエティ番組などの時間のムダ番組は見ないので
流行語も流行の芸人の名前もまったくわからない。
(PPAP、神してる、なども先日インターネットで検索を試みて意味がわかったところ)

いま使っているのはソニーのプロフィールシリーズの15インチブラウン管。
ハイライトはまだいいが、暗部はつぶれて見にくくなっている。
しかしもともと輝度を下げる設定なので四半世紀を経てもブラウン管は健在だ。

何度かテレビを買い替えようと家電売場に行った。
4Kも8Kも見たけれど、求める画質とは違う。
液晶テレビに共通するのは、
立体感に乏しく陰翳がないが輪郭の不自然な強調を感じるところ。
なぜ、アナウンサーの顔はあれほど月面クレーターのように映るのか?
(実際のお顔がそうだとはとても思えない)
この映像を長期間にわたって見続けると
脳が破壊されるのではないか(脳細胞のシナプスが変調を来すのではないか)という仮説。
(根拠はわからないが本能を信じている。不都合な真実は隠匿されるのが世の常)

買いそびれたのはソニーでもとびきり高性能の13インチブラウン管。
まるで窓を通して見る実物のような絵だったと記憶している。
価格も20万円を超えていた(13インチで!)。
こちらにご紹介されているブログがあった。
http://sune-87.blog.so-net.ne.jp/2013-06-21
(まさにここに書かれているとおり)

ぼくが持っている15インチも10万円を越えていたと思う。
まともに良いモノをつくればそれだけの費用がかかるのだ。

方式はともかくぼくが求めるのは、こんな仕様。
・15インチ程度の4:3
(部屋は20畳程度あるけれど、大きなテレビは生活空間に置きたくない)
・画質は自然だけれど深みがあるもの
・予算は30万円以内。

この条件で世界中を探しても欲しいテレビは見つからない。
(中古を高額で買うのはありえない。ブラウン管の耐用年数を過ぎているし発火のおそれがあるので。自宅の15インチは当初から使っているので)
ああ、ブラウン管(懐古趣味ではなく液晶では実現できない性能を求めているのだ)!
posted by 平井 吉信 at 11:45| Comment(0) | くらしとともにあるモノ
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