2016年12月11日

あの昭和のウイスキーが限定で…教えたくないけど(見ないでね)


「マッサン」の放映が終了して数年、
ウイスキーの市場が静かになった頃、
ブラックニッカの銘柄に1つ加わった。

髭のウイスキーは父が愛飲していた。
(高級品は飲まないのだ)
このブランドもシリーズが多い。
マッサンの放映時に発売された「ブラックニッカ復刻版」を除いて
庶民の味方のウイスキーである。
そのなかで「ブラックニッカ ブレンダーズ スピリット」が
青いボトルで知らぬ間に発売されていた。

地元のディスカウント店の店頭で二千円少々の値付け。
リニューアルされた余市や宮城峡から類推すると
あまり期待値は高くないといったところだが
青いボトルの存在が気になって買ってみた。

もし、著名なソムリエ田崎真珠だったらこの味をどう画くだろう。

龍馬が維新をめざしてまっしぐらに駈けていく路傍で
キンモクセイが一瞬風に吹かれてちぎれた香りと、
東京から徳島の農家に嫁いで三十年、
夫が手塩にかけて育てた鳴門金時を
畑で焼き芋にして妻に手渡したときのこっくりとした甘やかさ、
ミネラルを含む海部川の清冽な水がもっとも澄んだときのまったりとした切れ味、
眉山に向かうロープウェイで現在進行形の恋に浸る若者の永遠の青さと
ノーベル賞を受賞した夢を見た刹那の円熟との乖離を味わう朝に似た余韻は
華やかで重厚でいて麦畑での秘め事のように甘やかで
ときおり見せる伸びやかな舌の滑りを体感すれば
鳴門海峡にもまれて海面に浮かんだ鳴門鯛のような
ためいきがぽっと出るのである。

秘蔵の竹鶴17年、宮城峡12年と比べてみた。
このブルーボトルのウイスキー、現在の価格でも×3〜4の価値。
10年後には×10で価格の末尾に0がひとつ付く。
だって、この味わいは寝る前のひとときを
まばゆい5分に代えてくれるだろうから。
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飲み方は寝る前にカシューナッツをひとくちふたくち、
ワイングラスに入れてそのままで。
余韻を味わったら追い水を。

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ところかわって、とあるCVS711の店頭
(↑店名がわからないように暗号化してみました)
店頭でかけ声が聞かれるかもしれない。
ようこそ、○○へ。 いらっしゃいませ、こんにちは。
(いらっしゃいませ、こんにちは)(唱和)
ニッカウイスキー ブレンダーズスピリットはいかがでしょうか?
(お酒も販売しております、いかがでしょうか)(唱和)
おいしくなったセブンカフェドーナツとセットはいかがでしょうか?
(リニューアルして個装になりました、いかがでしょうか)(唱和)
地域専用出汁を使って味のしみた大根のおでんはいかがでしょうか?
(70円セール中です、いかがでしょうか?)
シアトル系のカフェに負けないおいしい百円コーヒーはいかがでしょうか?
(ケンカを売っていますけど、いかがでしょうか?)
お支払いはナマコカードでいかがでしょうか?
(海の幸、ナマコカードはいかがでしょうか)(唱和)
冬のナマコ、おいしいよ…。え、お呼びでない、お呼びでないね。こりゃまた失礼いたしました(昭和)
(クレイジーキャッツ、シャボン玉ホリデー…昭和の娯楽=文化の品質の高さはどうだろう)

アマゾンhttp://amzn.to/2gy84HM
CSVで買わずに近所の酒屋でどうぞ。

タグ:昭和
posted by 平井 吉信 at 12:13| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ
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