2016年12月04日

徳利はコミュニケーションの道具 秘められた意図がおもしろい


楽しい宴席でおもしろい一コマがあった。
日本酒を徳利から注いでいただいたとき
わざわざ注ぎ口をはずして注ぐ動作に
なにかの意図を感じたのでお尋ねした。
「わざわざ注ぎ口を避けるのですか?」
「注ぎ口からだと縁を切ることになるんです」
注ぎ口は円を切っているという連想である。
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もちろん、どんな注ぎ方をしてもそれで人間関係が壊れることはない。
別の理由があるのかもと感じて
自宅に帰って水を入れて実験してみた。
すると、注ぎ量を調節するには
注ぎ口を使わない方がやりやすいことがわかった。
これは生活の知恵というべきだろう。
しかし徳利に注ぎ口がないと、居座りが悪い気がする。
徳利はデザインと実用性を両立させつつ
意思疎通を円滑に演出する道具なのだ。

ゴリ(四万十川名産で専属の川漁師がいる)
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シオタタキ(中村が発祥の地)
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アオリイカ(冬の風物詩)
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清水サバ(関サバと並ぶサバの雄)
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イシダイ(サザエなどを使って釣る高価な底もの)
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(フジ X20)

数日間で千キロを走り抜けながら
深夜までの仕事が続いた一週間。
良いご縁と語らいの楽しい宴席だった。
みなさまのご多幸をお祈りいたします。
四万十市中村の喜川にて。



タグ:四万十
posted by 平井 吉信 at 11:51| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ
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