8月までの降らない空とうってかわって
降る休日となっている9月。
台風後に行きたい山も川もなし。
朝はすだちをもいでいる、と友人から連絡。
(手伝いに来て、その後に紅茶でもいかが、という誘いか?)
決めかねて庭へ出ると
控えめな青が空間に浮かんでいる。
小雨のなかで三脚を据えてマクロレンズで覗いてみる。
霧の深山で思いがけず見つけたひそやかな花のような…。
子どもの頃から親しみを感じていた。
その花の名はみんな知っている。
月草に衣は摺らむ朝露に濡れての後はうつろひぬとも
(万葉集 第7巻 作者不詳)

そのようなことがあったかなかったかは詠み人知らず。
(ニコンD7200+AF-S Micro 60mm f/2.8G、フラット・リッチ・カラー=オリジナルピクチャコントロール)
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