2016年09月03日

人も生き物も賑わい  行く夏を惜しむ月ヶ谷温泉のキャンプ場 合言葉はアイコタクト 避暑地のランチ


徳島市内の近くで半日程度を避暑として過ごす水辺なら
神山、上勝は選択肢となる。
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今回は月ヶ谷温泉方面へ昼食を兼ねて。
古民家を改修した話題のイタリアンの店を訪ねてみた。
土間で履き物を脱ぐようになっている。
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それが土間いっぱいで上がることができなかった。
(商売繁盛は良きこと)
そこで河原に降りて散策する。

途中でかれんな花が咲き始めている。
ベコニアかと思ったのだが、あとで調べてみると
シュウカイドウという花だ。
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これが曇り空にぽっと咲いて揺れている。
得も言われぬ風情に立ち止まる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%89%E3%82%A6

ナツズイセン。
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これらは中国原産であるが、
日本にやってきたのは古い時代に遡る。
どちらの花もあでやか。ぼくは好きだ。

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付近の草むらで毛虫を見つけた。
イラクサに群がることが多いフクラスズメの幼虫と教えてくれた。
(虫や樹木やどんぐりはぼくより相方が詳しい)
相方はいつものように道路に出てしまった個体を、
踏まれるとかわいそうだからと
葉っぱに載せて草むらへ運んでやっている。
(その行動に感心はするけれど、運命という考えもあるよ)
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オレンジの秋桜にオレンジの蝶。ヒョウモンチョウの仲間だろう。
幻想的な世界がファインダーのなかで繰り広げられる。
(D7200+AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR。上がりを見るとJPEGそのままで鮮鋭度、階調とも十分。ほとんどが蝶の眼にピントが来ている。自然を撮るのに理想的な機材)
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撮影している間、蜜を吸いながらも眼はこちらを見ている。
生き物とアイコンタクト。それで警戒心を解いていく。

月ヶ谷温泉は、勝浦川を見下ろす淵の岩盤に立っている。
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木道で河原に降りて木の橋を渡ればキャンプ場。賑わう水辺。
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鳥の巣箱をかけてある。
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は虫類は苦手だが、黒い蛇に遭遇(シマヘビの黒化型)。
ここでもアイコンタクト。
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遊歩道を歩いているとイラクサが生い茂っている。
やはりフクラスズメの幼虫がいた。
さっきと色が違う。個体差か成熟度の差か
それとも環境(背景色)によって変わるのか?
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無心に食べているところをアイコンタクト。
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水辺は涼しげ。
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今度はニホントカゲ。
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餌を捕食したようだ。
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同じ餌をアリと競合している。
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しかしアリも捕食されてしまった。
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今度は路上のカマキリとアイコンタクト。
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生き物の観察のあとは昼食。
イタリアンは売り切れていたので
この春から美人の女性社長が就任されたという月ヶ谷温泉へ。

追記
この界隈は、ドライブ+清流+ランチが楽しめる県内一のエリアとなっている。
カフェなら、ポールスター
環境保全を通じた上勝町の活性化に生涯を全うされた女性の娘さん夫妻が経営している。

山の幸なら、月ヶ谷温泉(葉っぱビジネスをサポートしている(株)いろどりも同じ建物内)。
特に薬草料理は著名人がやってきているようだ。
(ぼくもテレビでよく拝見する方々を間近に見たことがある)

イタリアンなら、冒頭に掲載したペルトナーレ
全国放送で紹介されたのは9月3日。
http://www.asahi.co.jp/life/backnum/160903.html

上勝情報なら「まるかみ」(まるごと上勝案内所)


月ヶ谷温泉で注文したのは、天ぷら定食と薬草カレー。
たまに食べたくなった。
からりからりふわふわりの良い加減。
(天ぷらは家庭で揚げるのと比べて業務用フライヤーに敵わない)。
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上勝薬草研究会もある
http://kamikatsu.club/yakusou/

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梅サイダー上勝を売店で。クーラーバッグに入れておく。
クルマで10分ばかり移動して灌頂の滝にて。
滝を見ながら涼風に吹かれつつサイダーを飲むのだ。
(これは最高の避暑でしょう。しかも人はいないというのが徳島らしさ)
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残念ながら日照り続きのため水量が少なかった。
そのとき、やがて雲が湧いてきて雨が落ち始めた。
(多分一過性なんだろうけどたまには早く帰ろう)

→ 水量が多いときはこちら
http://soratoumi2.sblo.jp/article/176039939.html

それならと、まちへ戻って髪を切ることにした。
それでも帰宅したのは夕刻前。

生き物の写真が気味悪いと感じられたらお詫びします。
でも、身近な生き物を洞察すると(定点観測)
この星の環境のわずかな変化が見えてくる。
動物や植物の本能、生態は生きた博物図鑑のようなもの。
私たちが知っておくべきことではないかと。
宇宙船地球号のかけがえのない環境は変わっていくものだから。



posted by 平井 吉信 at 16:56| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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