71回目の終戦の日、2016年8月15日、
今年も考えさせられることがあった。
現政権の本質を捉えていない経済政策の失敗は検証されないまま、
ときが過ぎていく。
安全保障、マスコミ統制、国民を管理する全体主義への流れ。
このような独裁政治が何を招いたか国民は忘れてしまったのだろうか?
国民が国に依存する流れを断ち切るためには
身近なところで意思決定を行える国のしくみが必要だ。
(大きな政府を維持できるシナリオはどこにもない)
省庁の移転を要請するのは中央集権の発想から抜け切れていない。
(消費者庁の移転をありがたく拝受するのでは何の意味もないよ)
地域ブロックが自治の基本とする国のしくみがあれば、
四国消費者庁を自ら設置できる。
地域ブロックが立法までも行う権限を持ち、
国全体で考えるべきことだけを中央政府に委譲するかたちでいい。
もうひとつは、象徴天皇という位置づけ。
平和を尊重し国民の幸福を願う思いの深さが
全身全霊からあふれるようで
公務を通じてこれからの日本が進むべき道を
無言の語りかけをされている。
ところが、政治に介入できない存在でありながら
政治利用しようとする動きが感じられる。
ご年齢と次代への円滑な継承を考えたとき
当たり前に認められるべきことさえ…。
(憲法でうたわれている基本的な人権とはいったい何だろう?)
憲法第9条が戦後の日本の発展に貢献したことは疑う余地がない事実。
(戦略とは、すること、しないことを明確にすることなので、戦争をしないことをうたうことで、限られた国家資源を集中して国の発展のために投下できた)
けれど、いまの憲法が最善とは思えない。
なし崩し的に恣意的解釈が拡大されるうえ、
政党政治が機能不全に陥っている。
つまり、あるべき国の姿と乖離している。
「改憲」とは、中央集権をさらに強める改正を行う人たちの言葉。
そうではなく、地方や国民が主体的に活動することをうたう憲法に変えていく。
未来に何を残すか(そのなかに生態系の価値もあるだろう)を
新しい憲法をつくって明確にしていく(加憲はごまかし)。
だから「改憲」ではなく別の言葉で表現したい。
ひとりの人間では手に余るようなことに思いをめぐらしているのも
やはり終戦を迎えるこの日だから。
何を受けついで何を改め何をつくって未来に渡していくかの責任が
誰にもあるはずだから。
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自宅の盂蘭盆会で読経を行った。
(例年と変わらない)
開経偈
般若心経
観音経普門品偈
十三仏真言
光明真言
南無大師遍照金剛
ご先祖それぞれの回向
回向文

僧侶の資格は持っていないけれど、
真言宗の流れに沿いながら観音経を添えているのが独自の視点。
(密教の奥義である曼荼羅宇宙の構造がまだ理解できていないので理趣経は読経していないが、漢音でのリズムと抑揚の心地よさは感じている)
先祖、身内だけでなく
戦争や災害で亡くなられた方にも向けている。
先日の徳島新聞で、板野町の4番札所、5番札所の近傍にある那東地区で
古代ハスの親水公園が完成され、地元で管理を行っているというので訪ねてみた。
ところが場所がわかりにくい。
探すこと半時間。
結局4番札所地蔵寺の遍路詰め所でお尋ねしてわかった。
Google地図
(地番がなくその場所を示せないので近傍の寺を示す)
https://www.google.co.jp/maps/dir//%E6%84%9B%E6%9F%93%E9%99%A2%E5%9B%9B%E5%9B%BD%E4%B8%89%E7%95%AA%E5%A5%A5%E4%B9%8B%E9%99%A2,+%E3%80%92779-0111/@34.1397789,134.4043421,13z/data=!3m1!4b1!4m8!4m7!1m0!1m5!1m1!1s0x355374ff9d741699:0xe4e4cad102351af3!2m2!1d134.4393616!2d34.1397128






現代のハスも古代のハスも変わることなく生きている。
対立や否定ではない世界をどのようにつくっていくか。
幸福が感じられる社会、持続的な社会を
どのように花開かせるか、日本が担う役割は深い。
ハスの宿す光がやわらかいと思う、2016年の盂蘭盆会。
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