2016年08月07日

越知町の横倉山自然の森博物館を見て横倉山を歩く


国道33号を仁淀川に向けて走らせると
横倉山自然の森博物館で
企画展「仁淀川〜仁淀ブルーが育む自然〜」開催中とのフラッグが2回目に付いた。
誘導されるように33号から少し入った高台にある博物館に辿り着いた。
http://www.town.ochi.kochi.jp/yakuba/yokogura/index.htm

駐車場から5分ほど歩いてさらに館内の長い廊下を2階に上がっていく。
高齢者は夏場にはややこたえるかもしれない。
安藤忠雄の設計らしい。
館内に入る前に道を歩かせて植物を見せ
建物に入ってからは神秘の山へ抱かれる疑似体験をとの世界観かもしれない。
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立派な博物館なので写真を掲載する。
(館内はフラッシュを使わなければ写真撮影可)。
良い博物館なのに館内の魅力を発信するWebサイトが見当たらないので。

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仁淀川を全国に知らしめたのはNHK高知放送局が仕掛けた「仁淀ブルー」。
1983年の「日本最後の清流 四万十川」に匹敵する打ち出しであったと思う。
それを助けたのは地元の写真家 高橋宣之さんである。
http://amzn.to/2aNFPSh

動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=Mh9tHTj2Qx8&hd=1

そのときの番組内で使われた音楽が高木正勝さんの作品である(試聴もできる)。
http://amzn.to/2azYy6W
このときも車内でこの音楽を聴いていた。
音楽と自然の境界が溶け込んだ佳作である。



博物館の冠となっている横倉山は以前から知っていた。
行ってみたいと思っていたが、これまでその機会はなかった。
時間はすでに午後の太陽が傾いているが
クルマに登山靴を積んでいた。
博物館でいただいた地図がある。

道中の草花にやはり目がとまる。
名前がわからないのもあるが、夏の山野草として輝いている。
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神社から上がる登山道。
苔むして暗く滑りそうなので別のルートにした。
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博物館から半時間程度奥の駐車場まで行った。
(横倉山は行けるところまで行ってみようと)
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第三駐車場からは比較的平坦な道が続く。
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両側の原生林の山気が迫ってくる。
きょうはだれも来ていない森にひとり足音をそっと立てる。
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しばらくして杉原神社に出た。
杉の巨木群が立ちこめる境内は森と区別が付かない。
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平家ゆかりの伝説がある。
安徳天皇陵墓として宮内庁が参考地とした場所が奥にあるという。
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この日の主役はウバユリ。車道の至るところに咲いていたが登山道にも。
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至るところに宮がある。
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横倉宮に到着
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横倉山は、標高774メートル程度でありながら
もともと赤道付近にあった珊瑚礁がひょっこりひょうたん島のように
この地に移動したとされる4億年前の地質が山頂付近にある花崗岩。
そこから多数見つかった化石、
アカガシ原生林、
世界に数カ所という稀少なコオロギランの自生地など
複雑な生態系がつくりだす山野草の宝庫。
地元(佐川村)出身の植物学者牧野富太郎のフィールドでもあり、
数々の新種の発見がなされた。
そして宮内庁所管の安徳天皇の陵墓参考地が山頂付近にある。
古代の地質、近世の歴史、そして植生の多様性。
たくさんの物語を伝えるために博物館がつくられたのだろう。

今回は、夜までに徳島に戻らなければならないのと
夕立が気になるため、石灰岩地まで踏み入れずに(マムシが多い)、
横倉宮から引き返すことにした。
途中で分岐が数カ所あるが、谷の地形や方角から進路を判断した。
(きょうは横倉山登山を想定していなかったので地形図を持っていない)

そうして駐車場に戻った途端、
大粒の豪雨が降ってきた。
雨具も傘も持っていなかったが
カメラも人も濡れなかったのは奇跡か、
神様のご加護か。
(途中の宮では来訪の感謝を伝えて神々の弥栄をお祈りしていた)

今度はトサノジョロウホトトギスの咲く頃に来てみたいと思った。
(自生地までは行けていないけれど地形図から見当は付いた)

博物館と横倉山のため、仁淀川の桃源郷、鎌井田地区へ立ち寄れなかった。
国道33号から伊野インターへ、あとは徳島まで通い慣れた道をたどるだけ。


追記
龍馬パスポートを持っていたため、博物館の入館料が400円に。
さらに特典として写真集をいただいた。
博物館では独自に出版物をほかにも制作されている。
良い出来映えの資料があったので購入した。
みなさまも佐川町と越知町の博物館と横倉山、仁淀川の鎌井田地区、
さらには、池川から安居渓谷まで1日〜2日の予定で足を伸ばしてみたら。
(さらに石鎚山と吉野川源流を加えて2泊3日なら、いのちの洗濯)
このブログに共感する方なら、一生忘れられない旅となるでしょう。
posted by 平井 吉信 at 11:36| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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