2016年07月06日

天文台を横目にアイスクリームが目当て 紫陽花の季節は恋人の色 初夏の風が吹く大川原高原の風車は知っている 明日をも知れぬ星でひとときの蜜に酔う 佐那河内村から上勝町へと続く道で旅人が見たものは 


(タイトルの日本語がどうもしっくり来ないが気にしない)
佐那河内村と上勝町の境にまたがる大川原高原は
徳島市内から手軽に行けることで人気の場所となっている。
なかでも、この時期にはたくさんの人が上がってくる。
(特にカップルが多い。年齢に関係なく手をつなぐ人もいる)

気温は下界で30度を超えているが
標高1,000メートルの高原は別天地で避暑地の涼しさ。
もっとも涼しいのは気温だけ。熱い熱い。
(もっとも好きなのは春の大川原高原なのだが)

風車と天文台が大川原高原の象徴
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人気のアイスクリームは画面奥のロッジで販売されている。
(恋人たちはこのアイスクリームでなければならぬ。甘すぎることがこれほど快感だっとは)。
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あじさい遊歩道を進むと
両側にあじさい、そして至るところに…。
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多分、カップルは花を見ていない。
だって、花はこの世に一輪あればいいから。
花を愛でるたったひとりがいればいいから。
見つめ合う、そして寄り添う。ああ時間が止まる♪(勝手にどうぞ)
(そんな物語を背負ったオーラが360度どちらに向けても映るので望遠レンズを持ってきてよかった)
地鶏棒はあじさいを映すことはなく、
ひたすら広い世界の狭い場所で固まる二人を写す。

つるをあしらいリースにも似て
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空に向かう薄紫の花弁 透かしてみる陽光
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空に向かうは人も。とても良い表情のお二人(お顔はぼかしました)
映画の場面のような一瞬が成立したのはお二人の醸し出すさわやかさでしょう。
グリコのCMのように、この二人を見ていると旅に出てポッキーを食べたくなる。そうでしょ。
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空色のなかに桃色
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太陽の光でこぼれ落ちた色彩が絵のように
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一つひとつの花を見る花めぐりの途中で思いがけず遭遇する個の存在
(でも、そこに気付くかどうか。風景も仕事も人生も)
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虫たちの躍動が次の開花を支えている
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やや♡渋滞気味の佐那河内ルートを避けて
孤独が好きな上勝へ降りてみよう。
(続く)

明日は年に一度、天の川の対岸にいる二人が逢瀬を願う日だった。
もしかして晴れるかも。

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