2016年05月19日

相生森林美術館 雨でも崖崩れでも音楽は踊る


友人の親しい知人が出演するということで
相生森林美術館へ出かけた。

ところが、当日の朝刊では…
美術館の手前の国道で前日の午後に崖崩れがあり通行できないとある。
幸いにも迂回路があって事なきを得た。

ミュージアムコンサート「トリオ・ルーチェ 新緑の光のなかで」
5月15日(日)午後2時開演
出演:トリオ・ルーチェ
(綾野幸恵:ヴァイオリン/田上和子:チェロ/釘宮貴子:ピアノ)

同時に開催されていた美術展では、
日本とフランスを行き来した三岸節子(みぎしせつこ)展も開かれている。
時系列で見ると作風の変化を感じることができる。
壮年期の花の絵が好みだ。
画家の若い頃の凛としたたたずまいが印象的。
(いずれも含めて入場料は500円)。

コンサート終了後に木のオブジェを見る。
どんなふうに曲げられた(接合された)のだろう。
このすぐ横で演奏されていた。
DSCF1894-1.jpg

小さなホールでありながら
フラッターエコーの発生がなく
木質であることもあって過剰な響きはない。
演奏者から5メートルぐらいで楽器の響きが直接飛び込んでくる。
(ただ、壁が近いこともあって楽器のバランスはとりづらく、室内がデッドで近距離なので溶け合うことは難しい)
DSCF1908.jpg

当日は雨で、最初は楽器が湿っていたようだけれど
途中から俄然鳴りが良くなった。
麗しいお三方の美演は、雨とともに地上に潤いをもたらす天使となった。
DSCF1902-1.jpg


外に出ると近所のお宅の庭が来場者を楽しませる
DSCF1920.jpg

赤いバラが桃色の小さな花の仲間に入れて欲しいと思っている
DSCF1921-1.jpg

この浮遊感はなんだろう。美術館の外でも展示が繰り広げられたわけだ。
(カメラはフジX20)

追記
館内の庭にあるハンカチノキの花は終わっていた。

タグ:
posted by 平井 吉信 at 16:38| Comment(0) | 生きる
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: