2016年05月06日

消えていく山野草という生態資源 シコクカッコソウの場合


3年前、県西部の山域で苦労して見つけて撮影したシコクカッコソウ。
再び訪れてみると、影もかたちもない。
盗掘か、と思った(それもあるのだろう)けれど、
あのとき周囲に生えていたヒトリシズカなども見当たらない。
近くのカタクリも消えている。
犯人は、シカ?

遺伝子の視点でみれば、
この場所でしかない特徴を持っていたかもしれず。
もしそうであれば、この地球上から永遠に失われたことを意味する。
ぼくが子どもの頃、近所にも生息していたニホンカワウソもそうだ。

民有地であっても、
税金を投入してでも生態系の保全に力を尽くすべきではないだろうか。
(オリンピックをはじめ、一見大義名分を喧伝しながら、その実、関係者の懐に消えていく巨額のマネーの存在。その一方で、ほんの少額でも意義のある投資に目を向けられることは少ない。理想とかけ離れた社会の現実を直視し、政治や行政には関心を持ち続けなければ、社会は荒廃してしまう)

生態系とは、
遠い進化の記憶をいまに伝えるとともに未来から預かったもの。
2013年5月5日、在りし日のシコクカッコソウが切ない。
D7K_7333.jpg



タグ:カタクリ
posted by 平井 吉信 at 21:24| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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