2016年05月01日

九州を東から南へと駆け足で旅をする


前頁から続く)

三崎港から臼杵港に入り、別府へ向かうと鉄輪温泉郷の湯けむり
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地獄めぐりでは、海地獄は一見の価値あり
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お約束の血の池地獄
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温泉地獄蒸しプリン(明礬地獄)
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路上の隙間から湯気が立ちのぼる鉄輪温泉郷の夜
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大分牛の鉄板焼き
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コップのフチ子さん別府バージョン
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霧のかかる金鱗湖周辺(由布院)
日本語よりは韓国語や中国語が飛び交う
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俗化が進んだ場所を避けて散策
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薄曇りに春のきざし
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川沿いの壁から湧き出る湯(大分)。
湯の個性はもちろん、食事、とりわけ自家製の米は最高評価の炊きあがり。
立地の魅力や個性だけではない、あたたかいおもてなしを感じる宿。
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九州は日の国 至るところで火山活動 四国の人間は目を奪われるだけ
長者原
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阿蘇山(撮影は2008年)
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霧島国立公園内
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竹田市入田地区の水路橋。川は岩盤を削って流れる独特の地形。
九州のナイアガラの滝も同様の成り立ちか。
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白川水源で咽を潤す人々(南阿蘇村、2008年)
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高千穂神社の夫婦杉は手をつないで三周まわると良いそうだ
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曇りの日ではあったが、高千穂峡。秘境のごとく見えて観光地
子どもの頃から一度は見てみたい場所だったから満足
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天孫降臨の神話の里は神様を身近に感じる場所(天岩戸神社)
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景色を切り取るというよりその場が発する雰囲気に呼び寄せられる感じ
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天安河原は洞穴に祀られている。暗闇にたたずむオーラは重苦しささえ漂う
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裸踊りを舞うと見てみたくなる
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この清楚で凛とした雰囲気はなんだろう。天岩戸神社のもうひとつの宮(東本宮)
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新緑とともに萌える
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大地の鼓動の蒸気と硫黄臭
日本で最初の国立公園は霧島国立公園
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えびの高原から韓国岳をめざす(2014年)
硫黄山は立ち入りが制限されることも。
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まだ雪が残る韓国岳の斜面
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氷に朝日があたるとプリズムが現れる
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韓国岳の火口
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2011年に噴火した新燃岳
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えびの高原の池は噴火の痕跡なのか
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九州の川と滝はこのようなかたちが多い
丸尾の滝(霧島温泉郷)
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天降川(鹿児島)
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霧島神宮
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龍馬とお龍が(日本で初めてといわれる)新婚旅行にやってきたのはいつのことだったか
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宮崎といえば、チーズ饅頭(小林市、宮崎市)と鳥南蛮
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鹿児島といえば、かるかん(明石屋本店)
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天文館通りのラーメン
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これまでに泊まった宿で唯一5点満点をつけたいと思った(鹿児島)
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決して表面的な満足感に終わらせないのは
コストを抑えるために過剰なサービスをそぎ落とすとともに、
地元食材の料理は背伸びをしないのに完成度が高く
工程の標準化を進めているように感じられる。
目に見えないバックヤードのマネジメントがしっかりしているから安心感がある。
顧客の意見に振り回されることなく、冷静に強みを活かし、切り捨てるところを見極めている。
(旅行評価サイトのレビューは表面的な現象の感想にとどまっているが、その背後にどのような文化やしくみがあるかを感じることができればこの宿の真価が見えてくる)。
しかもここではミニチュアではないホンモノの自然が感じられる。
露天風呂で一緒になった男性は(鹿屋市在住というご近所)
ここが最高、親戚一同で泊まりに来た、という。
そういうぼくもリピーター。

全国第2位の茶の産地 知覧茶 普段飲みにも使うことが多い
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鹿児島の最南端は起伏のある地形を縫って走る
シルエットとなって待っているのは開聞岳
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川辺川や小川(こがわ)の魅力にも触れていない。
九重山系にも足を運べていない。
九州北部にもアプローチできていない。

九州は大きい。
月日は百代の過客にして
自分の非日常と誰かの日常が出会う日々もまた旅。
だから、自分を見つめることは誰かを見つめること、
ある地域を通して国の姿を映そうとしている。
自然の持つ恵みと災いのどちらも感じつつ
災いを怖れるだけでなく、
どのようにつきあっていくかがヒトの智慧。
観光地の魅力も大きいけれど、九州の潜在的な可能性はさらに大きい。

さらに屋久島、奄美へと続く海の旅路はいつかまた。


posted by 平井 吉信 at 22:12| Comment(0) | 生きる
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