2016年01月25日

雪に覆われた四国を西から東へ


大寒波が襲来するというその日に仕事で東予へ出張。
昨年は池田から川之江へ抜ける国道192号線で
雪に囲まれて進退窮まる状況になったとの報道があった。
だから今回の出張はJRにすると決めた。
(後日わかったのは祖谷では45センチの積雪があったとのこと)
朝が早いため、前日の夜に入る。
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ホテルから住宅街を抜けると
ぽっと灯りが目に止まった。
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カウンターだけの小さなお店だが
すでに先客が席を埋めている。
ぼくはつけ麺をいただいた。
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寒波の当日の朝、新居浜には雪がない。
後背の東赤石方面は雪化粧をしていても
通常の冬日の日常。
天気予報は空振りだった(かのように見えた)。

仕事は順調に進み、
夕方を待たず出立できることに。
気温はさらに下がり粉雪が舞い始めた。
西からの寒波に追いかけられるように
四国の瀬戸内を東へと向かう。

駅に雪はないものの、気温は低くホームでの待ち合わせは厳しい。
そそくさと特急「しおかぜ」に乗り込み、
最初の駅(伊予三島)に止まると、そこは雪景色。
(たった一駅なのに)。
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雪景色を眺めていると香川県に入った。
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線路が海沿いを走り抜けて内陸へ入ると
もう雪はない観音寺駅。
坂出あたりからは日が射して。
のどかな讃岐平野を見ていると
もう寒波は終わったと感じられた。

高松駅で乗り換えて高徳線へ。
意外に混んできて特急なのに立っている人も。
(ぼくはいつも隣に人が座れるよう持ち物は棚に上げておく)

ところが、東讃に近づくと雪がちらほら。
三本松あたりから雪化粧、引田を過ぎて大坂峠では雪景色。
樹木に降りかかった雪が列車の通過とともに
粉雪をふわっと舞い上げる。
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車窓のあちこちから、携帯電話のシャッター音が響く。
何度見ても見飽きることがない。
夢を見ているよう。

伊予、讃岐、阿波と国境を越えるたびに
風景が激変する。
駅ひとつで別の土地のよう。
局所的な豪雪であったのだ。

トンネルを抜けるとそこは雪国(徳島県)だった。
板野駅、川端駅を通過して徳島駅に到着。

牟岐線に乗り換えたところ、
その列車は発車しないとのアナウンス。
駅前へ出ると、徳島バスも止まっているとのこと。
震災の日も出張中でかろうじて徳島駅まで辿り着き
重い荷物を持って2時間近く歩いて自宅へ戻ったが、
きょうもその再現。
でも、気にしない。
雪のまちを歩けるのだから。

けれど、視線を変えれば
この雪は災いでもあるのだ。
地球温暖化がもたらした寒波を
引き寄せたのは人間。


盲目的に時代錯誤のまま突き進む政治のように
そちらに行ってはいけない、
格差を拡大してはいけない、
教育や科学技術を軽視してはいけない、
(気候と政治に直接の関係はないのだが、ファシズムに雪崩れた戦前と重なって見える)
与党の誰もが止められない。
野党は、目先の攻撃材料にしがみつくよりも
もっと本質を突き詰めるべきではないか。
政党政治は終わっている。
政党を解体して議員報酬を無償にして
議員をもっと増やして
志のある人が政治に参画できる社会にできれば。

ぼくはさらに歩く。
橋を渡り、欄干の公園でひとやすみ。
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もう少しであたたかいみそ汁にありつける。

昨日乗った駅のプラットフォームを撮影。
(牟岐線はこの時刻はすでに全停止)
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車のヘッドライトが幻想的に浮かび上がる。
すうっと、なにか。
ぼくは足元に目を留めた。

芽を出している。
顔を上げてしっかりと向かい合おうとしている。

生きる、ということを意識しない日常に
「生きる」ということ、
「生きろ」ということを
全身で表している。
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2016.1.24の夜更けのできごと。

タグ:佐那河内
posted by 平井 吉信 at 13:04| Comment(0) | まちめぐり
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